
相談者
相談者: 東温市の男性(20代)
傷病名: 注意欠陥多動症 うつ病
申請日: 令和7年(2025年)5月
支給決定日: 令和7年(2025年)6月
決定した年金種類と等級: 障害厚生年金2級(年間約120万円)
相談時の相談者の状況
相談者様は大学卒業後、東京の企業に就職し一人暮らしを始めましたが、工場内の大音量に耐えきれず、「船に乗っているような感覚になる」と上司に訴えるなど、感覚過敏の影響が強く出ていました。
半年後には職場で過呼吸を起こし、翌日に心療内科を受診。「適応障害」と診断され、その後は実家に戻って退職。以降、外出できない日々が続き、生活は昼夜逆転。部屋にこもって光を嫌い、家族との会話も減少。食事を摂らない日が続くなど、深刻な生活困難が見られるようになりました。
相談から申請までのサポート
ご本人は極度の引きこもり状態にあり、自力での障害年金申請は難しい状況でした。そこで、ご家族が中心となって弊社へご相談いただきました。
当初は実家に戻ってから一度も医療機関を受診していなかったため、まずは心療内科の受診を促しました。スムーズな申請のため、ご契約後すぐに受診状況等証明書を取得し、継続的に3カ月通院したタイミングで診断書の作成を依頼しました。
申請にあたっては、これまでの病歴や就労歴、日常生活での困難さを丁寧に整理し、「注意欠如多動症とうつ病」の併発として障害年金の請求を進めました。
申立書には、学生時代から続く特性や症状の一貫性、そして就労後に急激に悪化した経緯を重点的に記載。また、母親による観察をもとに、食事・衛生・対人関係など、日常生活における具体的な支障についても客観的にまとめました。
結果
日常生活への著しい支障や医師の診断内容が認められ、障害厚生年金2級の受給が決定しました。障害年金の申請を通じて、一定の経済的支援を受けられるようになったことで、今後の生活の安定と治療の継続に向けた足がかりが得られたことは、大きな前進といえるでしょう。
愛媛・松山障害年金相談センターから皆様へ
注意欠如多動症やうつ病は、若年層でも見えにくい困難を抱えながら生活していることが少なくありません。特に一人暮らしや就労のプレッシャーの中で、体調や精神状態が急激に悪化するケースもあります。
本事例のように、家族の支援や専門家の関与によって、障害年金という制度を活用できる道が開けることもあります。同じような悩みを抱える方にとって、参考になれば幸いです。























