64歳で脳出血になり右半身不随に。65歳から老齢年金を受給していたが障害年金手続きをして1級が決定した事例
相談者
相談者: 四国在住 60代 男性
傷病名: 左脳内出血
申請日: 令和7年(2025年)2月
支給決定日: 令和7年(2025年)4月
決定した年金種類と等級: 障害基礎年金1級 年間約104万円
相談時の相談者の状況
ご本人は脳出血により突然倒れ、そのまま救急搬送されました。症状は一命をとりとめたものの重く、左半身は全く動かない状態となり、その後のリハビリでも改善が見られず、介護が常時必要な状態に。現在はご親族の暮らす地域にある施設に入居されています。
障害年金のご相談は、ご本人ではなくご親族の方からメールでいただきました。というのも、ご本人は重度の身体的障害のため、ご自身での手続きができない状況だったためです。
脳出血で倒れたのは65歳の誕生日を迎える約7カ月前。救急搬送後、急性期の治療を受け、約1カ月後に症状が安定したためリハビリ病院へ転院。半年間のリハビリを受けたものの、左半身の麻痺は改善せず、日常生活は全面的に介助が必要となったため、介護施設への入居が決まりました。
65歳を迎えたことで老齢年金の手続きを行った際に、障害年金についても請求可能であると知ったご親族が、「どのように進めて良いか分からない」「本人が対応できない」といった不安から、ご相談くださいました。
相談から申請までのサポート
ご相談をいただいた時点では、初診日から1年も経っていない段階でした。そのため、障害認定日による請求も視野に入れつつ、丁寧に準備を進めました。
まずは、初診の医療機関に対して**「受診状況等証明書」**を郵送で依頼。さらに、診断書の作成については、障害認定日から3か月以内の状態を記載する必要があるため、リハビリ病院に症状固定日を確認し、その日付を基に現症日を設定したうえで診断書を依頼しました。
施設に入居されている現在の生活状況については、施設スタッフの方にご協力いただき、ご本人との電話を取り次いでいただく形で、介護の実情や生活の困難さについて詳細にお聞きしました。その内容をもとに、「病歴・就労状況等申立書」を丁寧に作成。
ご家族とのやり取りは、すべて郵送やLINE、お電話など、一度も直接お会いすることなく遠隔で完結しましたが、必要な情報をしっかり共有しながら手続きを進めることができました。
結果
相談者様は障害基礎年金1級に認定されました。
老齢厚生年金と併せて受給されることで、今後の生活支援の一助となる金銭的保障が確保され、ご家族も安心された様子でした。
障害年金の無料相談を行っています
脳出血や脳梗塞といった脳血管疾患は、障害年金の対象となる代表的な傷病の一つです。特に、今回のように65歳前に初診日があることが、障害年金の請求可否を大きく左右します。
また、ご本人が手続きを行うのが困難な場合でも、ご親族や支援者が代理で進めることが可能です。専門家のサポートを受けながら、丁寧に進めることでスムーズな請求につながります。
障害年金とは
「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいらっしゃいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
対象となる障害について
障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。
下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。
障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。
>>障害年金に該当しているかどうか簡単に分かる1分間受給判定

目の傷病
白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症 など
聴覚
メニエール病、感音性難聴、突発性難聴 など
肢体
重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など
脳の傷病
脳卒中、脳出血 、脳梗塞など
精神
統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など
呼吸器疾患
気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など
心疾患、高血圧
狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など
腎疾患、肝疾患、糖尿病
慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症 など
その他
悪性新生物(ガン)、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病(強皮症、パーキンソン症候群)、その他難病など
いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。
LINEで簡単にご相談できます。
LINEをお使いのお方はLINEを使って簡単にご相談することができます。
当事務所に依頼するメリット
障害年金はご自身で申請することができます。
ご自身で障害年金を申請する場合は多くのハードルがあります。
なぜ当事務所に依頼した方がいいのか依頼するメリットについて解説します。

【四国地域対応可能】障害年金のことについて無料相談しませんか?

まずはお電話かメールで「無料相談のご予約」をしてください。
【電話でのお問い合わせ】
TEL 089-907-3797
スマホの場合は電話のアイコンをタップしてもらえれば直接つながります。
【メールでのお問い合わせ】
メールでお問い合わせはこちらからお問い合わせください。
>>メールでのお問い合わせ
当センターは、お客様の障害年金に関わるすべてのお悩みにお応えさせていただきます。 特にその中でもお客様が受給できる可能性のある年金に関して丁寧にアドバイスを行います。
相談をする前に障害年金に該当しているかどうか診断することもできます。
>>障害年金が受給できるかどうか分かる「1分間受給判定」
1分間受給判定をした後には後日こちらから診断判定をお知らせいたします。
| 障害年金相談にあたり、相談内容について専門家としてお答えいたします。 責任を持ったお答えのためには信頼関係が必要です。 下記の項目を最初にお聞きいたしますのでご用意いただけますよう、お願いいたします。 【必須項目】 |
対応エリア(四国地域対応可能)
愛媛県
松山市、今治市、宇和島市、八幡浜市、新居浜市、西条市、大洲市、伊予市、四国中央市、西予市、東温市、越智郡上島町、上浮穴郡久万高原町、松前町、砥部町、喜多郡内子町、西宇和郡伊方町、松野町、鬼北町、愛南町
香川県
高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、観音寺市、さぬき市、東かがわ市、三豊市、土庄町 、小豆島町、三木町、直島町、宇多津町、綾川町、琴平町、多度津町、まんのう町
高知県
高知市、室戸市、安芸市、南国市、土佐市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、香南市、香美市、東洋町、奈半利町、田野町、安田町、北川村、馬路村、芸西村、本山町、大豊町、土佐町、大川村、いの町、仁淀川町、中土佐町、佐川町、越知町、檮原町、日高村、津野町、四万十町、大月町、三原村、黒潮町
徳島県
徳島市、鳴門市、小松島市、阿南市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、勝浦町、上勝町、佐那河内村、石井町、神山町、那賀町、牟岐町、美波町、海陽町、松茂町、北島町、藍住町、板野町、上板町、つるぎ町、東みよし町
LINEで簡単にご相談できます。
LINEをお使いのお方はLINEを使って簡単にご相談することができます。
お問合せフォーム
| 愛媛県はもちろん高知県、香川県、徳島県にお住いの方でも当センターにお越しになることなく電話やLINEのみで障害年金の申請のお手伝いをしています。 専門スタッフが丁寧にサポート。障害年金の申請方法でお悩みの方、距離を問わずお気軽にご相談ください。 「愛媛・松山障害年金相談センター」へのお問合せはこちらから |
脳疾患脳出血の関連記事はこちら
- 脳出血による右半身麻痺で障害年金2級が決定。現在もリハビリを日々頑張っている方の事例
- 障害年金の申請に悩んだ家族が相談へ|脳梗塞による重度障害で1級と遡及が認められたケース
- 仕事を続けていても障害年金はもらえる?脳梗塞で右半身麻痺により障害年金3級が決定した事例
- 歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症により障害基礎年金2級が決定した事例
- 若年性アルツハイマー認知症で日常生活全般介護が必要になり、障害基礎年金1級の受給が決定した事例
- 通勤中に脳梗塞発症し退職。老齢年金繰り上げ受給を検討したが、障害年金を知り申請。3級が決定した事例
- 飲食業を営んでいたが脳梗塞により半身麻痺に。初診から半年経過した症状固定を認定日として申請した事例
- 起業し10年以上会社を続けていたけれど、くも膜下出血により閉業。障害年金の遡及が認められた事例
- 幼少期のくも膜下出血により半身麻痺、20歳の認定日請求により障害年金2級が決定した事例
- 脳出血により半身麻痺 傷病手当終了のタイミングに合わせ障害年金請求を行った事例














