訪問入浴に浴室はいらない?自宅の浴槽を使わない理由と安心の仕組み
訪問入浴サービスは、自宅での入浴が難しい方の生活を支える大切な介護サービスです。多くの方が気になるのが「自宅の浴槽を使うのか?」という点ですが、実は訪問入浴では自宅の浴槽は使いません。
本記事では、その理由や専用浴槽の仕組み、使わないことによる安全性や利便性について、わかりやすく解説します。
Contents
訪問入浴では自宅の浴槽を使わない
訪問入浴介護では、自宅にある浴槽を使うのではなく、スタッフが持参する専用の浴槽をその場で組み立てて使用します。これは利用者の身体状況や住環境を問わず、より安全で安定したサービスを提供するためです。
浴室に行けない方や、浴室が狭くて介助しにくいご家庭でも、リビングや和室などスペースが確保できる場所に浴槽を設置し、安心して入浴していただけます。
なぜ自宅の浴槽を使わないのか?
訪問入浴で自宅の浴槽を使わないのには、いくつか明確な理由があります。
安全性の確保
浴槽の高さや滑りやすさなど、自宅の浴室はバリアフリーではないことが多く、転倒や体調変化に対応しにくい構造になっています。
入浴場所の柔軟性
専用浴槽であれば、浴室以外の場所でも入浴できるため、移動が難しい方でもベッド近くなどで安全に利用可能です。
介助のしやすさ
介護職員が体の横から支えられる構造になっており、狭い浴室よりも広いスペースでゆったりと介助できます。
衛生管理の徹底
事業所が管理・洗浄した専用浴槽を使用するため、毎回清潔で安心です。
このように、利用者の身体状況や住宅事情にかかわらず、安全で快適な入浴を実現できるのが、訪問入浴サービスの大きな特長です。
専用浴槽の仕組みと設置方法
訪問入浴で使用される浴槽は、折りたたみ式または分割式の簡易浴槽です。スタッフが自宅に持参し、10〜15分程度で組み立てと設置を行います。
サイズ調整可能な浴槽
コンパクトに折りたためる構造で、狭いスペースにも設置可能。
お湯は給湯車で持参
湯を入れるためのホースと湯沸かし機材を備えた車で訪問し、その場で温かいお湯を浴槽に注入します。
排水も簡単
お湯はポンプを使って外に排出できるため、床が濡れることもなく、後片付けもスムーズです。
この一連の作業を介護職員2名と看護師1名のチームが行い、入浴の前後を通して約50分程度の訪問時間が目安となっています。
専用浴槽での入浴はどんな感じ?
入浴の流れは以下のようになります。
- 看護師がバイタルチェック(体温、血圧など)を行う
- 浴槽を設置し、適温のお湯を注入
- 利用者を浴槽に移動(寝たまま、もしくは座って)
- 洗身・洗髪・湯上がりケアを実施
- 再度健康確認、着替え、浴槽撤去・清掃
特に寝たきりの方や座位が不安定な方でも、リフト機能付き浴槽や体位保持の補助具が用意されているため、安全に入浴することが可能です。
利用者・ご家族にとってのメリット
訪問入浴で自宅の浴槽を使わないことは、以下のようなメリットにつながります。
身体への負担が少ない
ベッド近くでの入浴ができ、移動や姿勢保持の負担が軽減されます。
家族の介助が不要
すべてスタッフが行うため、家族は立ち会い不要。介護の負担が大きく減ります。
安全性が高い
転倒や湯温管理のリスクが少なく、体調不良にも即対応できます。
浴室リフォーム不要
浴室が使えなくても入浴支援が受けられるので、住宅改修の必要がありません。
訪問入浴はどこでもできる?
訪問入浴は、基本的には水道と電源が確保できる環境であればどこでも可能です。よく使われる場所としては、以下のようなケースがあります。
- ベッドのある部屋(和室や洋室)
- リビングの一角
- 広めの脱衣所や洗面所
床に防水シートを敷き、その上に浴槽を設置するため、床が濡れる心配もほとんどありません。
訪問入浴と障害年金の関係にも注目を
訪問入浴を利用している方の多くは、自力での入浴が困難であり、介護や医療的支援が日常的に必要な状態にあります。これは、障害年金の受給要件である「日常生活に著しい制限がある」状態に該当することがあります。
障害年金を受給することで、訪問入浴の費用や他の介護サービスの利用を経済的に支えることが可能になります。まだ申請していない方は、一度専門家に相談してみることをおすすめします。
まとめ:自宅の浴槽を使わないからこそ、安心で安全な入浴が可能に
訪問入浴では、自宅の浴槽を使用しないことで、利用者の身体状況に合わせた柔軟で安全な入浴支援が可能となります。入浴が困難な方にとって、清潔とリフレッシュの機会を提供するだけでなく、ご家族の負担軽減や在宅生活の質向上にもつながる重要なサービスです。
そして、訪問入浴を必要とするほどの状態であれば、障害年金の対象になる可能性もあります。経済的支援を受けながら、安心してサービスを活用できる環境づくりを、ぜひご検討ください。
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お気軽にお問い合わせください。
訪問入浴をご提供されている事業所の皆さまへ
日々、在宅生活を支えるためにご尽力されていること、心より敬意を表します。
ご利用者の中には、「自力での入浴が困難」「継続的な介護・医療的ケアが必要」という方が多くいらっしゃると思います。
実はそうした方の多くが、障害年金の対象となる可能性があります(20歳~64歳までが対象)。
障害年金は、日常生活に支障がある方へ支給される制度で、訪問入浴を必要とする状況は、その申請において重要な根拠となります。
障害年金の受給は、利用者にも、事業所にもメリットがあります
利用者にとってのメリット
月々の年金収入があることで、介護サービスの継続利用や福祉用具の購入、医療費の負担軽減につながります。経済的な余裕は、ご本人とご家族の安心にも直結します。
事業所にとってのメリット
障害年金の受給により、サービスの利用継続・増加につながる可能性があります。経済的な理由で利用を減らしていた方が、安定的にサービスを受けられるようになることで、利用率・稼働率の向上も期待できます。
また、制度活用に関する提案ができる事業所は、「相談できる信頼ある施設」としての評価向上にもつながります。
まずは「申請してみる」ことが重要です
障害年金は、申請しなければ一円も支給されません。ですが、書類の準備や手続きは一人では難しいもの。
そんな時こそ、事業所からのひと声が、ご利用者の生活を変えるきっかけになります。
「もしかすると対象かもしれません。一度相談してみませんか?」
その一言が、経済的支援につながり、ご本人・ご家族・事業所、三者にとってのプラスになります。
私たちは、申請支援を専門に行っています。申請からサポートまで、全面的にお手伝いしますので、ぜひご活用ください。
障害年金とは
「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
65歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。
対象となる障害について
障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。
下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。
障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。
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目の傷病
白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症 など
聴覚
メニエール病、感音性難聴、突発性難聴 など
肢体
重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など
脳の傷病
脳卒中、脳出血 、脳梗塞など
精神
統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など
呼吸器疾患
気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など
心疾患、高血圧
狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など
腎疾患、肝疾患、糖尿病
慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症 など
その他
悪性新生物(ガン)、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病(強皮症、パーキンソン症候群)、その他難病など
いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。
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当事務所に依頼するメリット
障害年金はご自身で申請することができます。
ご自身で障害年金を申請する場合は多くのハードルがあります。
なぜ当事務所に依頼した方がいいのか依頼するメリットについて解説します。
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岩本 浩一 (いわもと こういち)
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表
このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。
障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。
そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。
早く、障害年金のことを知っていればよかった、最初から専門家に相談すればよかった。
相談の現場で、最も耳にする言葉です。
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