アロディニアによる日常生活の困難と障害年金の申請ポイント

アロディニアとは、本来痛みを感じないはずの刺激でも激しい痛みを感じてしまう神経性の症状です。衣服が触れる、風が当たる、軽く押されるといった些細な刺激で強い痛みが出るため、日常生活に大きな支障をきたします。こうした症状が長期間にわたり続く場合、障害年金を受給できる可能性があります。

この記事では、アロディニアと障害年金の関係、申請時の注意点をわかりやすく解説します。

アロディニアとはどんな症状か

アロディニアは、軽い触覚や温度変化、風などの刺激が強い痛みに変わってしまう症状です。神経の異常や損傷が原因とされ、帯状疱疹後の神経痛、線維筋痛症、糖尿病性神経障害、脳卒中後の痛みなどでも現れることがあります。

特に慢性化すると、衣服を着る、布団に触れるといった日常的な行動が困難になり、外出や就労はもちろん、家の中での生活も制限されてしまいます。

障害年金の対象になる可能性はあるのか

アロディニアは、痛みという目に見えない症状のため、障害年金の審査では認定されにくい傾向があります。しかし、「どのくらい生活に支障があるか」が具体的に示されれば、障害年金の対象となることもあります。

たとえば、強い痛みによって一人での着替えが困難、立ち上がる・歩く・通勤できないといった日常動作や社会生活に明らかな支障があれば、障害の程度として認定される可能性があります。

受給のために必要な3つの条件

障害年金を申請するには、アロディニアであっても他の病気と同じように、以下の3つの基本条件を満たす必要があります。

1つ目は、「初診日」が明確であること。これは、アロディニアの症状で最初に病院を受診した日で、年金制度や納付状況の判断基準になります。

2つ目は、「保険料納付要件」。初診日の前日時点で、年金保険料を一定期間きちんと納めていた(または免除されていた)ことが条件になります。

3つ目は、「障害の程度が認定基準に該当していること」。痛みだけでなく、生活への支障がどのくらいあるかが審査のポイントになります。

診断書の内容が認定を左右する

アロディニアで障害年金を受け取るうえで最も重要なのが、医師が作成する診断書の内容です。障害年金用の診断書には、日常生活や社会活動にどれだけ制限があるかを具体的に記載する必要があります。

「痛みが強い」といった曖昧な表現だけでは認定されにくく、「衣服の着脱ができない」「常に横になっている」「入浴が困難」といった、具体的な生活制限が丁寧に記載されていることが重要です。

注意点とアドバイス

アロディニアは客観的な数値で測ることが難しいため、診断書や本人の申立書で、いかに具体的に困難な生活状況を伝えられるかが鍵となります。

医師に症状を正しく伝えることはもちろん、障害年金に詳しい社会保険労務士に相談することで、申請成功の可能性を高めることができます。特に「線維筋痛症」や「神経障害性疼痛」との診断名があると、症状の客観性が伝わりやすくなります。

まとめ

アロディニアは、見た目ではわかりづらい症状ですが、本人にとっては非常に苦しいものです。症状が重く、生活に明らかな制限が出ている場合は、障害年金の申請を検討してみましょう。

制度上のハードルはありますが、的確な診断と丁寧な書類の準備をすれば、受給が認められる可能性も十分にあります。まずは自分の症状を記録し、信頼できる医師や専門家と相談しながら、一歩ずつ準備を進めていきましょう。

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
65歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。

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対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。

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目の傷病

白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症 など

聴覚

メニエール病、感音性難聴、突発性難聴 など

肢体

重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など

脳の傷病

脳卒中、脳出血 、脳梗塞など

精神

統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など

呼吸器疾患

気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など

心疾患、高血圧

狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など

腎疾患、肝疾患、糖尿病

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症 など

その他

悪性新生物(ガン)、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病(強皮症、パーキンソン症候群)、その他難病など

いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。

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