20歳前傷病による障害年金が支給停止になる条件と注意点

20歳前傷病による障害年金は、納付要件が不要で受給しやすい制度ですが、一定条件を満たすと支給停止となる場合があります。特に前年所得が3,704,000円を超えた場合や、刑務所などの矯正施設入所、国外居住、他の年金との重複受給などが該当します。

本記事では支給停止の条件と回避のためのポイントを詳しく解説します。

20歳前傷病による障害年金とは

20歳前傷病による障害年金は、20歳の誕生日より前に初診日がある病気やケガが原因で障害が残った場合に支給される制度です。保険料納付要件が免除されるため、多くの人が受給対象となります。

しかし、この制度は福祉的な性格が強く、一定条件を満たすと支給が停止されることがあります。

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支給停止の主な条件

20歳前傷病による障害年金が支給停止となるケースには、次のようなものがあります。

所得制限

前年の所得が3,704,000円を超えると、年金の一部または全額が支給停止となります。所得額によっては半額停止になる場合もあります。ここでいう所得には、給与や事業所得だけでなく、年金や一時金なども含まれる場合があります。

矯正施設への入所

刑務所や拘置所などの矯正施設に入所している期間は、障害年金の支給が停止されます。これは、施設内で生活費や医療費が国費で賄われるためです。

国外居住

日本国外に長期間居住している場合も支給が停止されます。これは、日本国内での生活保障を目的とした制度であるためです。ただし、国際社会保障協定を結んでいる国との間では、特例的に受給できる場合があります。

他の年金との重複受給

恩給や労災年金など、他の公的年金や補償給付を受けている場合、調整が行われて支給が減額または停止されることがあります。

支給停止を避けるためのポイント

支給停止を防ぐためには、まず所得管理が重要です。収入が一時的に増える場合は、扶養控除や必要経費の活用によって課税所得を抑える方法を検討しましょう。また、就労や事業活動を行う場合は、事前に年金事務所や社会保険労務士に相談することをおすすめします。

国外移住や長期滞在を予定している場合は、支給の可否を事前に確認しておくことが重要です。国際社会保障協定がある国への滞在なら受給できる可能性もあるため、個別の条件を確認しましょう。

専門家への相談のすすめ

支給停止に関する規定は複雑で、状況によって判断が分かれることがあります。自己判断で申告を怠ると、後から返還請求を受けることもあります。不安な場合は、障害年金に詳しい社会保険労務士へ相談し、正しい情報をもとに対応することが大切です。

まとめ

20歳前傷病による障害年金は生活を支える大切な制度ですが、所得制限や国外居住などの条件によって支給が停止される可能性があります。制度の内容を正しく理解し、事前に対策を講じることで、安定した受給を続けることができます。制度は変更される場合もあるため、最新情報の確認を怠らないようにしましょう。

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
65歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。

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対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

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目の傷病

白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症 など

聴覚

メニエール病、感音性難聴、突発性難聴 など

肢体

重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など

脳の傷病

脳卒中、脳出血 、脳梗塞など

精神

統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など

呼吸器疾患

気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など

心疾患、高血圧

狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など

腎疾患、肝疾患、糖尿病

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症 など

その他

悪性新生物(ガン)、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病(強皮症、パーキンソン症候群)、その他難病など

いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。

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