網膜色素変性症による見え方の変化とその進行速度についての解説

網膜色素変性症(RP:Retinitis Pigmentosa)は、視細胞が徐々に劣化していく遺伝性の目の病気です。この病気にかかると、視界の一部が徐々に失われていき、最終的には完全に視力を失うこともあります。

病気の進行はゆっくりと進むため、早期の段階では気づきにくいことが多いです。ここでは、網膜色素変性症の特徴的な「見え方」について解説します。

初期症状と暗所視力の低下

網膜色素変性症の初期段階では、夜や暗い場所での視力が低下する「夜盲(やもう)」がよく見られます。これは、網膜の中でも光に敏感な「杆体細胞」が最初に影響を受けるためです。日中は問題なく見えるものの、夕方や室内照明が少ない場所では、周囲のものがぼんやりとして認識しづらくなり、視界が暗く感じられます。

視野狭窄(トンネルビジョン)

病気が進行すると、視野の周辺部分が次第に狭まっていく「視野狭窄」が生じます。これにより、中央の視野は維持されていても、周囲がまるでトンネルを覗いているかのように狭くなります。この段階では、日中の活動や読書などがまだできるものの、側面や後ろから近づいてくるものに気づきにくくなります。

このような状態を「トンネルビジョン」と呼び、周囲の動きや人混みの中を歩く際に障害を感じることが多くなります。

視力の低下と色覚の変化

網膜色素変性症がさらに進行すると、中心視力も低下し始めます。最初は、細かい文字が読みにくくなったり、顔の認識が困難になったりします。この段階では、見える範囲がさらに狭くなり、日常生活にも支障が出てくることが多くなります。

また、色の識別が難しくなる「色覚異常」も進行に伴って現れることがあります。特に、青や緑の色が区別しにくくなる場合があります。

光に対する感受性の変化

網膜色素変性症の患者は、明るい光や強い日差しに対して過敏になることも多いです。これは、網膜の視細胞が損傷しているため、強い光を感じると目がチカチカしたり、痛みを感じたりするからです。

逆に、光の少ない環境では視界が暗く感じられ、適応が難しくなることもあります。このため、外出時にはサングラスや遮光眼鏡を使用する患者も多く見られます。

進行した場合の見え方

網膜色素変性症が最終的な段階に進むと、中央の視力も完全に失われ、視界はほとんど暗闇に包まれることがあります。ただし、この進行速度は個人差があり、全く見えなくなるまで何十年もかかる場合もあります。全盲状態にならない場合でも、視野が極端に狭くなり、日常生活には強い支援が必要となります。

網膜色素変性症の患者が感じる見え方は、進行段階や個人差に大きく依存します。初期段階では暗い場所での視力が弱まり、次第に視野が狭くなっていくトンネルビジョンを経験し、最終的には全盲に至ることもありますが、症状の進行具合や見え方の変化は一人一人異なるため、早期の診断と適切なケアが重要です。

網膜色素変性症の障害年金受給事例

網膜色素変性症は障害年金の対象となります。

愛媛・松山障害年金相談センターは障害年金の申請代行のお手伝いをしています。
当センターは網膜色素変性症についてたくさんの受給事例があります。

>>カルテ廃棄で初診が不明。網膜色素変性症で障害基礎年金2級を取得できた事例

>>網膜色素変性症による視野障害で障害厚生年金3級取得、3年遡及した事例

>>カルテ廃棄で第三者証明により網膜色素変性症で障害厚生年金2級した事例

障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
65歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。

>>障害年金の基礎知識について

>>障害年金の受給額について

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。

>>障害年金に該当しているかどうか簡単に分かる1分間受給判定

目の傷病

白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症 など

聴覚

メニエール病、感音性難聴、突発性難聴 など

肢体

重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など

脳の傷病

脳卒中、脳出血 、脳梗塞など

精神

統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など

呼吸器疾患

気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など

心疾患、高血圧

狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など

腎疾患、肝疾患、糖尿病

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症 など

その他

悪性新生物(ガン)、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病(強皮症、パーキンソン症候群)、その他難病など

いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。

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