高次脳機能障害と障害者手帳について 高次脳機能障害は障害年金の対象となります。

高次脳機能障害とは、脳の損傷により記憶や注意力、判断力などの認知機能が低下する障害を指します。交通事故や脳卒中、脳炎などさまざまな原因で発生し、社会生活に影響を及ぼす場合が多いです。このような障害を持つ方が、生活支援や社会復帰に向けて利用できる制度の一つが障害者手帳です。

高次脳機能障害を持つ方が障害者手帳を取得することで、日常生活や就労支援、福祉サービスを受ける際に役立ちます。具体的には、公共交通機関の割引や税制の優遇措置、医療費の減免などが挙げられ、これにより生活負担を軽減することが可能です。

障害者手帳の取得条件

高次脳機能障害に対する障害者手帳の取得は、障害の程度や生活への影響によって判断されます。障害者手帳には、主に「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」の3つの種類がありますが、高次脳機能障害の方が取得する可能性があるのは、身体障害者手帳または精神障害者保健福祉手帳です。

身体障害者手帳は、身体機能に重大な支障がある場合に交付されます。高次脳機能障害によって運動機能や視覚・聴覚が損なわれた場合に対象となることが多いです。一方、精神障害者保健福祉手帳は、精神的な障害や行動の制御が難しい場合に交付され、高次脳機能障害による認知機能の低下や感情制御の困難さが認められる場合に申請が可能です。

手帳の申請手続き

障害者手帳を申請する際には、まず医師の診断書が必要です。診断書は高次脳機能障害の具体的な症状や程度を示し、手帳の交付を判断するための重要な書類です。また、日常生活での支障や支援が必要な状況を具体的に証明するために、生活機能評価も行われる場合があります。

手帳の申請は市区町村の福祉窓口で行い、申請から交付までには数週間から数ヶ月かかることがあります。手帳が交付された後は、定期的な更新手続きや、再評価を求められることがあるため、状況の変化に応じて適切な対応が求められます。

手帳の活用と支援

障害者手帳を取得することで、多くの福祉サービスや支援を受けることが可能になります。例えば、就労支援センターを通じた職業訓練や、雇用における配慮が受けられることがあり、これにより高次脳機能障害のある方でも安定した職に就くためのサポートを受けることができます。また、日常生活の支援として、ホームヘルパーの派遣や福祉用具の貸与、住宅改修の補助なども受けることが可能です。

さらに、障害者手帳を持つことで、公共交通機関の割引や税金の減免など、経済的な負担を軽減する制度も利用できます。具体的には、バスや電車の運賃割引、自動車税の減免、医療費や介護保険料の負担軽減などがあり、これらの制度を活用することで生活の質を向上させることができます。

高次脳機能障害を持つ方とその家族にとって、障害者手帳は生活を支える大きなサポートツールです。障害の程度や生活環境に応じて、適切な支援を受けるために、障害者手帳の取得や活用を積極的に検討することが重要です。

まとめ

高次脳機能障害は、生活や仕事に深刻な影響を与える可能性があるため、障害者手帳を通じた福祉サービスの利用が大切です。

身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳の取得は、医師の診断書を基に申請が行われ、生活支援や就労支援、経済的支援を受けることが可能です。これにより、高次脳機能障害のある方が社会に適応し、より良い生活を送るための助けとなるでしょう。

高次脳機能障害の障害年金受給事例

高次脳機能障害は障害年金の対象となります。

愛媛・松山障害年金相談センターは障害年金の申請代行のお手伝いをしています。
当センターは高次脳機能障害についてたくさんの受給事例があります。

>>交通事故の後遺症により高次脳機能障害で障害厚生年金2級を取得、年間139万円を受給できたケース

>>薬品吸入による高次脳機能障害で障害厚生年金2級を取得、年間約162万円を受給できたケース

>>通勤中にバイク転倒、高次脳機能障害になり退職。障碍者雇用も難しくなり障害厚生年金2級が決定した事例

障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
65歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。

>>障害年金の基礎知識について

>>障害年金の受給額について

>>障害年金申請めんどくさいと思っている方へ 面倒な障害年金の申請は社会保険労務士へ

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。

>>障害年金に該当しているかどうか簡単に分かる1分間受給判定

目の傷病

白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症 など

聴覚

メニエール病、感音性難聴、突発性難聴 など

肢体

重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など

脳の傷病

脳卒中、脳出血 、脳梗塞など

精神

統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など

呼吸器疾患

気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など

心疾患、高血圧

狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など

腎疾患、肝疾患、糖尿病

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症 など

その他

悪性新生物(ガン)、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病(強皮症、パーキンソン症候群)、その他難病など

いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。

LINEで簡単にご相談できます。

LINEをお使いのお方はLINEを使って簡単にご相談することができます。

当事務所に依頼するメリット

障害年金はご自身で申請することができます。
ご自身で障害年金を申請する場合は多くのハードルがあります。

なぜ当事務所に依頼した方がいいのか依頼するメリットについて解説します。

【四国地域対応可能】障害年金のことについて無料相談しませんか?

まずはお電話かメールで「無料相談のご予約」をしてください。

【電話でのお問い合わせ】
TEL 089-907-3797
スマホの場合は電話のアイコンをタップしてもらえれば直接つながります。

【メールでのお問い合わせ】
メールでお問い合わせはこちらからお問い合わせください。
>>メールでのお問い合わせ

当センターは、お客様の障害年金に関わるすべてのお悩みにお応えさせていただきます。 特にその中でもお客様が受給できる可能性のある年金に関して丁寧にアドバイスを行います。

相談をする前に障害年金に該当しているかどうか診断することもできます。
>>障害年金が受給できるかどうか分かる「1分間受給判定」

1分間受給判定をした後には後日こちらから診断判定をお知らせいたします。

障害年金相談にあたり、相談内容について専門家としてお答えいたします。
責任を持ったお答えのためには信頼関係が必要です。
下記の項目を最初にお聞きいたしますのでご用意いただけますよう、お願いいたします。

【必須項目】
(1)お名前、(2)生年月日(年齢)、(3)電話番号、(4)住所
【ご自身でわかる場合】
(5)初診日(医療機関に初めて受診した日)、 (6)加入年金制度の種類と加入状況、(7)傷病名(診断傷病名)

対応エリア(四国地域対応可能)

愛媛県

松山市今治市宇和島市八幡浜市新居浜市西条市大洲市伊予市四国中央市西予市東温市越智郡上島町上浮穴郡久万高原町松前町砥部町喜多郡内子町西宇和郡伊方町松野町鬼北町愛南町

香川県

高松市丸亀市坂出市善通寺市観音寺市さぬき市東かがわ市三豊市土庄町小豆島町三木町直島町宇多津町綾川町琴平町多度津町まんのう町

高知県

高知市室戸市安芸市南国市土佐市須崎市宿毛市土佐清水市四万十市香南市香美市東洋町奈半利町田野町安田町北川村馬路村芸西村本山町大豊町土佐町大川村いの町仁淀川町中土佐町佐川町越知町檮原町日高村津野町四万十町大月町三原村黒潮町

徳島県

徳島市鳴門市小松島市阿南市吉野川市阿波市美馬市三好市勝浦町上勝町佐那河内村石井町神山町那賀町牟岐町美波町海陽町松茂町北島町藍住町板野町上板町つるぎ町東みよし町

LINEで簡単にご相談できます。

LINEをお使いのお方はLINEを使って簡単にご相談することができます。

お問合せフォーム

愛媛県はもちろん高知県、香川県、徳島県にお住いの方でも当センターにお越しになることなく電話やLINEのみで障害年金の申請のお手伝いをしています。
専門スタッフが丁寧にサポート。障害年金の申請方法でお悩みの方、距離を問わずお気軽にご相談ください。

「愛媛・松山障害年金相談センター」へのお問合せはこちらから

    お名前

    メールアドレス

    お電話番号

    年齢

    お住まい

    お問い合わせ内容

    無料相談を申し込みたい障害年金の質問がしたいその他

    ご相談内容

    ご入力の内容はこちらで宜しいでしょうか?

    今一度ご確認頂き、宜しければチェックを入れて送信ボタンをクリックして下さい。

    障害年金コラムの関連記事はこちら