肛門狭窄で障害年金は受給できる?等級基準と申請方法

肛門狭窄(こうもんきょうさく)とは、肛門が狭くなり、排便がしにくくなる状態のことです。先天的なものや、手術・病気の影響で起こることがあります。

ここでは、肛門狭窄の原因・症状・治療法、そして障害年金の受給について詳しく解説します。

目次

肛門狭窄の原因

肛門狭窄の原因は大きく分けて「先天性」と「後天性」の2つがあります。

先天性の原因

生まれつき肛門が狭い、または肛門が正常に形成されていない
先天性肛門閉鎖症などの病気によるもの

後天性の原因

手術後の影響

痔や直腸がんの手術後に傷が固まり、肛門が狭くなる

炎症性腸疾患

クローン病や潰瘍性大腸炎によって肛門が狭くなることがある

放射線治療

がん治療の影響で肛門周りの組織が硬くなる

外傷や感染

肛門裂傷や感染症が原因で瘢痕(はんこん)ができ、狭くなる

肛門狭窄の症状

肛門が狭くなると、排便時にさまざまな症状が現れます。

排便がしづらい(便秘)

便が細くなったり、出にくくなる

排便時の痛み

肛門が狭くなっているため、排便時に強い痛みを感じる

出血

無理に便を出そうとして肛門が傷つき、出血する

肛門周囲の炎症や腫れ

狭くなった部分に炎症が起こることがある

肛門狭窄の治療方法

軽度の場合(保存的治療)

食生活の改善

食物繊維を多く摂り、便をやわらかくする

肛門拡張療法

医師の指導のもと、徐々に肛門を広げる方法

重度の場合(手術)

肛門拡張術

狭くなった部分を切開し、広げる手術

肛門形成術

肛門を作り直す手術(重度の場合に適用)

肛門狭窄と障害年金

肛門狭窄が重症化し、日常生活や仕事に支障が出る場合は、障害年金を受給できる可能性があります。

障害等級の基準(人工肛門の場合も含む)

障害厚生年金3級

人工肛門を造設している場合

申請のポイント

医師の診断書を取得する(排便困難の程度を詳しく書いてもらう)
病歴・就労状況等申立書を作成する(日常生活でどのような影響があるかを書く)
社労士に相談する(書類の準備や申請のアドバイスを受ける)

>>障害年金を自分で申請するのは難しい?社会保険労務士に依頼するメリットについて

まとめ

肛門狭窄は、先天的なものや手術・病気の影響で発生し、排便困難や痛みを引き起こします。症状が軽い場合は食生活の改善や肛門拡張療法で対応しますが、重症化すると手術が必要になることもあります。

また、人工肛門を造設した場合や、排便困難が重度の場合には、障害年金を受給できる可能性があります。障害年金を申請する際は、医師の診断書や生活の影響を詳しく記載した書類を準備することが重要です。

肛門狭窄でお困りの方は、早めに専門医に相談し、適切な治療と障害年金の申請を検討しましょう。

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいらっしゃいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

部位・傷病症状
ブドウ膜炎、緑内障(ベーチェット病によるもの含む)、白内障、眼球萎縮、網膜脈絡膜萎縮、網膜色素変性症、眼球萎縮、網膜はく離、腎性網膜症、糖尿病網膜症

>>眼の障害の受給事例はこちら

聴覚、平衡機能

感音性難聴、突発性難聴、神経性難聴、メニエール病、頭部外傷又は音響外傷による内耳障害、薬物中毒による内耳障害

>>聴覚、平衡機能の障害の受給事例はこちら

鼻腔

外傷性鼻科疾患

口腔(そしゃく言語)、言語

上顎癌、上顎腫瘍、喉頭腫瘍、喉頭全摘出手術、失語症、脳血栓(言語)など

肢体の障害事故によるケガ(人工骨頭など)、骨折、変形性股間節症、肺髄性小児麻痺、脳性麻痺脊柱の脱臼骨折、脳軟化症、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、上肢または下肢の切断障害、重症筋無力症、上肢または下肢の外傷性運動障害、関節リウマチ、ビュルガー病、進行性筋ジストロフィー、脊髄損傷、パーキンソン病、硬直性脊髄炎、脳血管障害、脊髄の器質障害、慢性関節リウマチ、筋ジストロフィー、ポストポリオ症候群、線維筋痛症

>>肢体の障害の受給事例はこちら

精神障害うつ病、そううつ病、統合失調症、適応障害、老年および初老などによる痴呆全般、てんかん、知的障害、発達障害、アスペルガー症候群、高次脳機能障害、アルツハイマー等

>>精神障害の受給事例はこちら

呼吸器疾患

気管支喘息、慢性気管支炎、肺結核、じん肺、膿胸、肺線維症、肺気腫、呼吸不全など

>>呼吸器疾患の受給事例はこちら

循環器疾患心筋梗塞、心筋症、冠状僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、先天性疾患など

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腎疾患慢性腎炎、慢性腎不全、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎など

>>腎疾患の受給事例はこちら

肝疾患肝炎、肝硬変、肝がんなど
糖尿病糖尿病(難治性含む)、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など糖尿病性と明示された全ての合併症

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血液再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫班病、凝固因子欠乏症、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形性症候群、HIV感染症

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その他人工肛門、人工膀胱、尿路変更、クローン病、潰瘍性大腸炎、化学物質過敏症、白血病、周期性好中球減少症、HIV、乳癌・胃癌・子宮頸癌・膀胱癌・直腸癌等のがん全般、悪性新生物、脳脊髄液減少症、悪性高血圧、その他難病

>>その他の障害の受給事例はこちら

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必須項目

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ご自身でわかる場合

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STEP
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この記事を書いた人

岩本 浩一 (いわもと こういち)
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。

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