高次脳機能障害は寝てばかり?高次脳機能障害は障害年金の対象となります。

高次脳機能障害とは、脳の損傷や疾患によって認知機能や記憶、集中力、判断力などに影響が出る状態を指します。この障害の影響は非常に幅広く、患者の日常生活にさまざまな形で影響を及ぼします。その一つに「寝てばかりいる」という現象があります。

これは、障害を持つ人々が過剰に眠る、あるいは日中のほとんどを睡眠に費やしてしまう状況を指します。このような状況は、脳が適切に機能していないために起こりやすいものです。

目次

高次脳機能障害は寝てばかり?

高次脳機能障害の患者は、脳のダメージによりエネルギーの消耗が激しく、通常の生活でも疲労感を強く感じやすくなります。そのため、通常より多くの睡眠を必要とするケースが多々あります。また、睡眠の質も低下している可能性があり、夜間に十分な休息が取れず、日中に再度眠りに落ちることがあります。

この過剰な眠気や疲労感は、脳が自己修復を試みている一種の反応とも考えられます。

疲労の原因と対策

高次脳機能障害による疲労は、単なる身体的な疲労ではなく、脳が情報処理や日常の判断を行う際に通常以上のエネルギーを必要とするために生じます。その結果、患者は小さなタスクでさえも大きな疲労を感じやすくなり、これが長時間の睡眠や昼寝に繋がります。特に、脳の一部に損傷があると、集中力や記憶力を維持するために他の部分が過剰に働き、さらにエネルギーを消耗してしまいます。

対策としては、患者が日中の活動を調整し、無理をしない範囲でのリハビリテーションや運動療法が有効です。また、脳の疲労を軽減するために、休息時間を計画的に設けることも重要です。短時間の昼寝を積極的に取り入れることで、脳を適度に休め、エネルギーを回復させることができるでしょう。

専門家との相談が重要

高次脳機能障害を抱える患者の生活において、過剰な睡眠や昼寝が続く場合、医師やリハビリ専門家との相談が欠かせません。場合によっては、睡眠障害やうつ病の兆候も含まれている可能性があるため、適切な治療やカウンセリングが必要となります。例えば、医師は患者の睡眠パターンを観察し、薬物療法や認知行動療法を提案することがあります。

また、睡眠の質を改善するための生活習慣の見直しも大切です。日中の適度な活動や、ストレスを軽減する方法を取り入れることで、夜間の睡眠の質が向上し、日中の過剰な眠気を軽減できることがあります。

周囲のサポートが不可欠

高次脳機能障害の患者が「寝てばかりいる」という状況は、単なる怠けや意思の弱さによるものではありません。この状態は、脳の機能低下や疲労の蓄積による自然な反応です。そのため、家族や介護者が患者の状態を理解し、無理な期待をせず、適切なサポートを提供することが重要です。

サポートとしては、患者が無理なく日常生活を送れるよう、活動の計画を一緒に立てたり、疲労を感じた際にすぐに休息を取れる環境を整えたりすることが挙げられます。定期的な医師の診察や、必要に応じた介護サービスの活用も検討する価値があります。

まとめ

高次脳機能障害を抱える人が「寝てばかりいる」状態は、脳の機能低下や疲労の結果として現れることが多いです。このような場合、過度に心配するよりも、専門家と相談しながら、適切なリハビリや休息を取り入れた生活をサポートすることが大切です。患者の個別のニーズに合わせた対策を講じることで、生活の質を向上させる一歩となるでしょう。

高次脳機能障害の障害年金受給事例

高次脳機能障害は障害年金の対象となります。

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>>交通事故の後遺症により高次脳機能障害で障害厚生年金2級を取得、年間139万円を受給できたケース

>>薬品吸入による高次脳機能障害で障害厚生年金2級を取得、年間約162万円を受給できたケース

>>通勤中にバイク転倒、高次脳機能障害になり退職。障碍者雇用も難しくなり障害厚生年金2級が決定した事例

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいらっしゃいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

部位・傷病症状
ブドウ膜炎、緑内障(ベーチェット病によるもの含む)、白内障、眼球萎縮、網膜脈絡膜萎縮、網膜色素変性症、眼球萎縮、網膜はく離、腎性網膜症、糖尿病網膜症

>>眼の障害の受給事例はこちら

聴覚、平衡機能

感音性難聴、突発性難聴、神経性難聴、メニエール病、頭部外傷又は音響外傷による内耳障害、薬物中毒による内耳障害

>>聴覚、平衡機能の障害の受給事例はこちら

鼻腔

外傷性鼻科疾患

口腔(そしゃく言語)、言語

上顎癌、上顎腫瘍、喉頭腫瘍、喉頭全摘出手術、失語症、脳血栓(言語)など

肢体の障害事故によるケガ(人工骨頭など)、骨折、変形性股間節症、肺髄性小児麻痺、脳性麻痺脊柱の脱臼骨折、脳軟化症、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、上肢または下肢の切断障害、重症筋無力症、上肢または下肢の外傷性運動障害、関節リウマチ、ビュルガー病、進行性筋ジストロフィー、脊髄損傷、パーキンソン病、硬直性脊髄炎、脳血管障害、脊髄の器質障害、慢性関節リウマチ、筋ジストロフィー、ポストポリオ症候群、線維筋痛症

>>肢体の障害の受給事例はこちら

精神障害うつ病、そううつ病、統合失調症、適応障害、老年および初老などによる痴呆全般、てんかん、知的障害、発達障害、アスペルガー症候群、高次脳機能障害、アルツハイマー等

>>精神障害の受給事例はこちら

呼吸器疾患

気管支喘息、慢性気管支炎、肺結核、じん肺、膿胸、肺線維症、肺気腫、呼吸不全など

>>呼吸器疾患の受給事例はこちら

循環器疾患心筋梗塞、心筋症、冠状僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、先天性疾患など

>>循環器疾患の受給事例はこちら

腎疾患慢性腎炎、慢性腎不全、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎など

>>腎疾患の受給事例はこちら

肝疾患肝炎、肝硬変、肝がんなど
糖尿病糖尿病(難治性含む)、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など糖尿病性と明示された全ての合併症

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血液再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫班病、凝固因子欠乏症、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形性症候群、HIV感染症

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その他人工肛門、人工膀胱、尿路変更、クローン病、潰瘍性大腸炎、化学物質過敏症、白血病、周期性好中球減少症、HIV、乳癌・胃癌・子宮頸癌・膀胱癌・直腸癌等のがん全般、悪性新生物、脳脊髄液減少症、悪性高血圧、その他難病

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(1)お名前、(2)生年月日(年齢)、(3)電話番号、(4)住所

ご自身でわかる場合

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事前に現在の状況等と面談ご希望日時をお伺いさせていただきます。

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やむを得ずお電話またはメールにての相談をご希望をされる場合、その旨をお伝えいただきます。

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この記事を書いた人

岩本 浩一 (いわもと こういち)
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。

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