就労継続支援B型事業所で働きながら障害年金を申請する際には、いくつかの重要なポイントを押さえることが成功への鍵となります。B型事業所では、障害を持つ方が自分のペースで働ける環境が提供されますが、収入が限られているため、障害年金の受給を希望する人が多いです。以下に、申請の際に押さえておくべき重要な点を紹介します。

就労継続支援B型と障害年金の基本的な理解

就労継続支援B型事業所は、一般企業での就職が難しい方に対し、働く機会を提供する施設です。B型は、雇用契約を結ばず、より柔軟な働き方ができるのが特徴です。そのため、作業の報酬は比較的低く、障害年金と併用して生活を支える人が多いです。

障害年金は、障害者が日常生活や就労に困難を抱えている場合に、生活を支えるために支給される公的な給付です。障害基礎年金と障害厚生年金の２種類があり、それぞれの申請には異なる要件があります。B型事業所で働いている人でも、障害の程度に応じて年金を受給できる可能性があります。

働いていても申請できるか？

よくある疑問の一つは、「働いていると障害年金の受給が難しいのではないか」という点です。しかし、就労継続支援B型での働き方は、一般的な労働環境とは異なります。

B型事業所では、障害に配慮した働き方が認められており、働く時間や作業内容が柔軟に調整されることが多いため、就労が直ちに障害年金の申請を妨げる要因にはなりません。障害年金の受給の可否は、主に「障害の程度」と「日常生活や社会活動への制約」が基準となるため、B型事業所での働き方が障害年金申請に悪影響を及ぼすことは少ないです。

診断書の準備と医師との連携

障害年金を申請する際に最も重要なのは、医師からの診断書です。申請の際には、自分の障害の程度や日常生活への影響を詳細に示す必要があります。B型事業所での就労が、どのように障害を持つ日常生活に影響を与えているかを明確に伝えることが重要です。たとえば、「短時間の労働であっても、体調が悪化しやすい」「就労は可能だが、社会生活や自立が困難」という点を医師に正確に伝え、診断書に反映してもらうことが、年金受給の可能性を高める鍵です。

また、診断書だけでなく、事業所の支援者やケースワーカーからも、自分の状況を正確に理解してもらうことが大切です。支援者が障害年金の申請に協力的である場合、より適切な支援を受けやすくなります。

サポートを受けながらの申請

障害年金の申請手続きは、複雑で手間がかかる場合があります。申請書の記入や診断書の取得、申請後の審査プロセスなど、さまざまなステップを踏む必要があるため、一人で進めるのは難しいと感じることもあるでしょう。この場合、社会保険労務士（社労士）などの専門家に相談するのが賢明です。社労士は、障害年金の申請に精通しており、スムーズな申請をサポートしてくれます。

＞＞障害年金を社労士に依頼すべきか？自分で申請を出す場合と社労士に依頼するメリット

まとめ

就労継続支援B型事業所で働きながら障害年金を申請する際は、収入や障害の程度に応じた適切な申請手続きが重要です。働いていること自体は、申請の妨げにはなりませんが、医師の診断書の内容に注意しながら進めることが必要です。

愛媛・松山障害年金相談センターでは障害年金の無料相談を行っています。
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＞＞当事務所に依頼するメリット

障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の１つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
６５歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。

＞＞障害年金の基礎知識について

＞＞障害年金の受給額について

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。

＞＞障害年金に該当しているかどうか簡単に分かる１分間受給判定

目の傷病

白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症　など

聴覚

メニエール病、感音性難聴、突発性難聴　など

肢体

重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など

脳の傷病

脳卒中、脳出血 、脳梗塞など

精神

統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など

呼吸器疾患

気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など

心疾患、高血圧

狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など

腎疾患、肝疾患、糖尿病

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症　など

その他

悪性新生物（ガン）、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病（強皮症、パーキンソン症候群）、その他難病など

岩本浩一

岩本　浩一 （いわもと こういち）
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。

早く、障害年金のことを知っていればよかった、最初から専門家に相談すればよかった。

相談の現場で、最も耳にする言葉です。

障害年金の請求で一番大事なことは、不安を感じたり、わからないことがあったりしたときに、すぐに専門家に問い合わせをすることです。

ひとりで悩みを抱えず、まずは当センターにお気軽にご相談ください。
当センターは全力であなたに寄り添います。

無料相談を行っておりますので、是非ご利用ください。

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