腹膜透析が必要な理由と症状、障害年金申請の流れを詳しく解説

腹膜透析とは、腎臓機能が低下して老廃物や余分な水分を体外に排出できなくなった場合に行われる透析治療の一つです。

ここでは、腹膜透析の概要や腎不全の原因、症状、障害年金に関する情報をまとめます。

目次

腹膜透析の概要と役割

腹膜透析は、患者自身の腹膜を透析膜として利用し、体内の老廃物や余分な水分を除去する方法です。一般的な血液透析とは異なり、家庭で自分で行えることが多いため、通院の負担が軽減される利点があります。ただし、日常的な管理が必要で、合併症リスクも伴うため、適切な知識が重要です。

腎不全の原因

腎不全の主な原因は、糖尿病、高血圧、慢性糸球体腎炎などの基礎疾患です。糖尿病や高血圧は、血管に影響を及ぼし、腎臓の血流が悪化することで機能低下を招きます。

特に糖尿病性腎症は、長期的な血糖値の管理が難しい場合に発症しやすく、腎不全の進行を速める要因となります。また、慢性腎炎などの腎臓疾患も腎不全に至る可能性があります。

腎不全と腹膜透析における症状

腎不全が進行することで、体に老廃物が溜まり、さまざまな症状が現れます。初期症状としては、倦怠感、むくみ、食欲不振、吐き気などがあります。これらは腎機能の低下によるもので、老廃物が排出されずに体内に溜まるためです。さらに進行すると、意識障害やけいれんなど、神経系にも影響が及びます。

腹膜透析中にも特有の症状が現れることがあります。たとえば、腹膜炎という腹腔内感染症が代表的な合併症です。これは腹膜カテーテルから細菌が侵入することによって引き起こされ、腹痛や発熱を伴います。また、透析液が体内に留まりすぎると、水分バランスが崩れ、血圧の低下や胸水が溜まるなどの症状も現れる可能性があります。

腹膜透析患者と障害年金の対象

腎不全により腹膜透析が必要となる場合、多くの患者は日常生活に大きな制約がかかります。このような状況下で、障害年金の対象となることがあります。障害年金は、疾病や障害によって働くことが難しい場合に支給される公的な給付金です。

腎不全患者が障害年金を受給するためには、障害等級が認定される必要があります。腎機能の障害は、一般的に3級から1級の等級で評価されます。腹膜透析や血液透析を行う場合は障害等級2級に該当します。ただ透析開始から3ヶ月以上経過していることが条件となるため、治療を開始した段階で速やかに申請を準備することが重要です。

>>障害年金を自分で申請するのは難しい?社会保険労務士に依頼するメリットについて

障害年金の申請手続きとポイント

障害年金の申請手続きは複雑であり、医師の診断書や過去の治療履歴、日常生活の困難度を示す書類が必要です。医師に相談し、必要な情報を正確に記載してもらうことが申請成功の鍵となります。また、書類提出から審査、受給決定までには数か月かかることが一般的であるため、計画的に準備を進めることが重要です。

障害年金の申請が認められれば、治療や生活の負担軽減につながり、治療に専念するための経済的支えとなります。腎不全や透析治療を続ける患者にとって、障害年金は大きな助けとなる制度ですので、積極的に活用を検討しましょう。

>>障害年金申請めんどくさいと思っている方へ 面倒な障害年金の申請は社会保険労務士へ

まとめ

腎不全による腹膜透析治療は患者の日常生活に大きな影響を与えるため、症状の管理や障害年金の申請が重要です。透析治療を開始する際には、早期に障害年金についても理解を深め、必要な書類を準備することが大切です。医療機関と連携して計画的に手続きを進めることで、安心して治療に臨むための基盤を築くことができます。

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいらっしゃいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

部位・傷病症状
ブドウ膜炎、緑内障(ベーチェット病によるもの含む)、白内障、眼球萎縮、網膜脈絡膜萎縮、網膜色素変性症、眼球萎縮、網膜はく離、腎性網膜症、糖尿病網膜症

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聴覚、平衡機能

感音性難聴、突発性難聴、神経性難聴、メニエール病、頭部外傷又は音響外傷による内耳障害、薬物中毒による内耳障害

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鼻腔

外傷性鼻科疾患

口腔(そしゃく言語)、言語

上顎癌、上顎腫瘍、喉頭腫瘍、喉頭全摘出手術、失語症、脳血栓(言語)など

肢体の障害事故によるケガ(人工骨頭など)、骨折、変形性股間節症、肺髄性小児麻痺、脳性麻痺脊柱の脱臼骨折、脳軟化症、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、上肢または下肢の切断障害、重症筋無力症、上肢または下肢の外傷性運動障害、関節リウマチ、ビュルガー病、進行性筋ジストロフィー、脊髄損傷、パーキンソン病、硬直性脊髄炎、脳血管障害、脊髄の器質障害、慢性関節リウマチ、筋ジストロフィー、ポストポリオ症候群、線維筋痛症

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精神障害うつ病、そううつ病、統合失調症、適応障害、老年および初老などによる痴呆全般、てんかん、知的障害、発達障害、アスペルガー症候群、高次脳機能障害、アルツハイマー等

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呼吸器疾患

気管支喘息、慢性気管支炎、肺結核、じん肺、膿胸、肺線維症、肺気腫、呼吸不全など

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循環器疾患心筋梗塞、心筋症、冠状僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、先天性疾患など

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腎疾患慢性腎炎、慢性腎不全、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎など

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肝疾患肝炎、肝硬変、肝がんなど
糖尿病糖尿病(難治性含む)、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など糖尿病性と明示された全ての合併症

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血液再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫班病、凝固因子欠乏症、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形性症候群、HIV感染症

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その他人工肛門、人工膀胱、尿路変更、クローン病、潰瘍性大腸炎、化学物質過敏症、白血病、周期性好中球減少症、HIV、乳癌・胃癌・子宮頸癌・膀胱癌・直腸癌等のがん全般、悪性新生物、脳脊髄液減少症、悪性高血圧、その他難病

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やむを得ずお電話またはメールにての相談をご希望をされる場合、その旨をお伝えいただきます。

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この記事を書いた人

岩本 浩一 (いわもと こういち)
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。

早く、障害年金のことを知っていればよかった、最初から専門家に相談すればよかった。

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障害年金の請求で一番大事なことは、不安を感じたり、わからないことがあったりしたときに、すぐに専門家に問い合わせをすることです。

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