脊髄髄内腫瘍の原因・症状・治療法と障害年金の申請ガイド

脊髄髄内腫瘍は、脊髄の内部に発生する腫瘍で、主に脊髄の神経細胞や支持細胞に起因します。発症する原因ははっきりとは解明されていませんが、遺伝的な要因や免疫システムの異常、さらにはウイルス感染や放射線への長期的な曝露などが影響を及ぼす可能性があるとされています。

髄内腫瘍は良性のものから悪性のものまでさまざまで、一般に、成長スピードが遅い腫瘍も多いですが、周辺神経への圧迫や炎症などの影響が大きいため、症状が進行しやすいという特徴があります。

目次

脊髄髄内腫瘍の症状

脊髄髄内腫瘍の症状は、腫瘍の位置やサイズ、進行状況によって異なりますが、主な症状は以下の通りです。

神経痛やしびれ

腫瘍が成長すると脊髄神経を圧迫し、手足のしびれや痛みが発生します。これらの痛みは持続的であり、安静にしていても症状が改善しにくい傾向があります。

運動機能の低下

腫瘍が脊髄を圧迫することで、歩行障害や筋力低下が見られることがあります。進行すると、日常生活における動作に支障をきたし、階段の上り下りや移動が困難になる場合があります。

排尿・排便の問題

腫瘍が下部脊髄に影響を与えると、排尿や排便のコントロールが困難になる場合があり、これが患者の生活の質に大きく影響を与えることがあります。

筋肉の萎縮や麻痺

腫瘍が大きくなると、筋肉の萎縮や重度の麻痺が見られることがあります。これにより、寝たきりの状態になることもあります。

これらの症状は進行性で、早期の段階では軽微な症状から始まることが多いですが、発見が遅れると症状が重篤化しやすい点が特徴です。

障害年金申請のポイント

脊髄髄内腫瘍のような重度の神経疾患は、患者の生活に大きな制約を与えることが多いため、障害年金制度を活用することで経済的なサポートを得ることができます。障害年金は、障害者手帳の取得とは別に、症状が労働や日常生活に影響を及ぼしていることを基準に支給されます。

>>障害年金を自分で申請するのは難しい?社会保険労務士に依頼するメリットについて

障害認定基準

脊髄髄内腫瘍に伴う神経機能障害の場合、脊髄機能の低下に伴い運動機能障害が生じると認められることがあります。歩行が困難である、日常生活に介助が必要であるといった状況が該当します。

障害等級

脊髄髄内腫瘍に対する障害年金の支給は、等級1〜3級のいずれかに該当するケースが多いです。例えば、歩行がほとんど不可能な場合や常時介護が必要な場合には1級、ある程度の自立が可能でも日常生活に支障がある場合には2級や3級に該当することがあります。

申請手続き

申請には診断書や病歴、生活状況の詳細な記録が必要です。医師による診断書が非常に重要な要素となり、具体的な機能障害の程度や発症時期などが記載された診断書を用意しましょう。場合によっては医師と連携し、症状や障害の程度をしっかりと記載してもらうことが、年金審査において重要です。

障害年金の受給が認められた後のサポート

障害年金が認められた場合、その後も定期的な審査や更新手続きが必要になります。脊髄髄内腫瘍は進行性の可能性があり、病状が変化する場合には再評価が行われます。

特に、症状が悪化して障害等級が上がる可能性がある場合は、適切なタイミングで再申請を行い、障害等級の見直しを依頼することが推奨されます。

まとめ

脊髄髄内腫瘍は、神経系の重要な部位に影響を与える腫瘍であり、早期の発見と適切な治療が重要です。症状が進行し、日常生活や労働能力に支障をきたす場合、障害年金の申請を検討することが可能です。

医師との密な連携を図り、適切な書類を準備することで、年金受給の確率を高められます。障害年金を通じて経済的な支援を受け、安心して治療やリハビリに専念できる環境づくりが大切です。

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいらっしゃいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

部位・傷病症状
ブドウ膜炎、緑内障(ベーチェット病によるもの含む)、白内障、眼球萎縮、網膜脈絡膜萎縮、網膜色素変性症、眼球萎縮、網膜はく離、腎性網膜症、糖尿病網膜症

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聴覚、平衡機能

感音性難聴、突発性難聴、神経性難聴、メニエール病、頭部外傷又は音響外傷による内耳障害、薬物中毒による内耳障害

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鼻腔

外傷性鼻科疾患

口腔(そしゃく言語)、言語

上顎癌、上顎腫瘍、喉頭腫瘍、喉頭全摘出手術、失語症、脳血栓(言語)など

肢体の障害事故によるケガ(人工骨頭など)、骨折、変形性股間節症、肺髄性小児麻痺、脳性麻痺脊柱の脱臼骨折、脳軟化症、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、上肢または下肢の切断障害、重症筋無力症、上肢または下肢の外傷性運動障害、関節リウマチ、ビュルガー病、進行性筋ジストロフィー、脊髄損傷、パーキンソン病、硬直性脊髄炎、脳血管障害、脊髄の器質障害、慢性関節リウマチ、筋ジストロフィー、ポストポリオ症候群、線維筋痛症

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精神障害うつ病、そううつ病、統合失調症、適応障害、老年および初老などによる痴呆全般、てんかん、知的障害、発達障害、アスペルガー症候群、高次脳機能障害、アルツハイマー等

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呼吸器疾患

気管支喘息、慢性気管支炎、肺結核、じん肺、膿胸、肺線維症、肺気腫、呼吸不全など

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循環器疾患心筋梗塞、心筋症、冠状僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、先天性疾患など

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腎疾患慢性腎炎、慢性腎不全、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎など

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肝疾患肝炎、肝硬変、肝がんなど
糖尿病糖尿病(難治性含む)、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など糖尿病性と明示された全ての合併症

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血液再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫班病、凝固因子欠乏症、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形性症候群、HIV感染症

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その他人工肛門、人工膀胱、尿路変更、クローン病、潰瘍性大腸炎、化学物質過敏症、白血病、周期性好中球減少症、HIV、乳癌・胃癌・子宮頸癌・膀胱癌・直腸癌等のがん全般、悪性新生物、脳脊髄液減少症、悪性高血圧、その他難病

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この記事を書いた人

岩本 浩一 (いわもと こういち)
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

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