解離性大動脈瘤の発症リスクとは?症状と障害年金を受け取るための流れ

解離性大動脈瘤は、大動脈という心臓から全身に血液を送る重要な血管が裂ける病気です。この状態は命に関わるため、早急な治療が必要です。原因には高血圧や動脈硬化、遺伝的な疾患などがあり、症状は激しい胸や背中の痛みや呼吸困難などが見られます。

また、治療後に後遺症が残った場合、障害年金を申請することができ、生活を支える制度があります。この記事では、その詳細について解説します。

目次

解離性大動脈瘤とは?

解離性大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)は、心臓から全身に血液を送る大動脈という大きな血管が裂けてしまう病気です。大動脈が裂けると、血液がその裂け目に入り込み、血管の内側の壁と外側の壁が分離してしまいます。この状態はとても危険で、すぐに治療しないと命に関わることがあります。

解離性大動脈瘤の原因

解離性大動脈瘤が起こる原因はいくつかありますが、特に以下の点が重要です。

高血圧

高血圧が続くと、血管に負担がかかり、大動脈が傷つきやすくなります。この状態が続くと、裂けてしまうリスクが高くなります。

動脈硬化

動脈硬化は、血管の壁が硬くなり、弾力が失われる状態です。これにより、大動脈の壁が弱くなり、解離が起こることがあります。

遺伝的な要因

マルファン症候群やエーラス・ダンロス症候群のような遺伝的な病気があると、大動脈の壁が通常よりも弱くなり、解離が起こりやすくなります。

外傷や手術後の影響

事故などの外傷や、心臓や血管に関連する手術が原因で、大動脈が損傷することもあります。

解離性大動脈瘤の症状

解離性大動脈瘤は突然起こることが多く、以下のような症状がみられます。

激しい胸や背中の痛み

解離性大動脈瘤の最も典型的な症状は、胸や背中に走る鋭い痛みです。この痛みは「裂けるような」感覚で、体の他の部分にも広がることがあります。

呼吸困難や失神

大動脈が裂けると、血液が体に十分に流れなくなるため、呼吸が苦しくなったり、意識を失ったりすることがあります。

血圧の急激な変化

解離が進むと、血圧が急に低下したり、片方の腕や足で血圧が異常になることがあります。

その他の症状

吐き気や冷や汗、心拍数の異常などが起こることもあります。これらの症状が見られた場合、すぐに救急車を呼んでください。

解離性大動脈瘤と障害年金

解離性大動脈瘤の治療後、体に後遺症が残ることがあります。特に心臓や血管に問題が続くと、日常生活が制限されることがあります。そんな場合には、障害年金を申請することができる可能性があります。

>>障害年金を自分で申請するのは難しい?社会保険労務士に依頼するメリットについて

障害の認定基準

解離性大動脈瘤が原因で、血流が悪くなったり、運動が難しくなった場合、障害年金が受けられるかもしれません。

医師の診断書が必要

障害年金を申請する際には、医師からの診断書が必要です。診断書には、症状や日常生活にどのような影響があるかが記載されます。

等級の違い

障害年金には1級、2級、3級があります。症状が重いほど、受け取る年金の金額が増えます。日常生活が大きく制限される場合は、1級や2級に該当することが多いです。

申請手続き

障害年金の申請は、市役所や年金事務所で行います。手続きには時間がかかることがあるので、早めに準備することが大切です。

まとめ

解離性大動脈瘤は突然起こる危険な病気ですが、早期に治療すれば命を救うことができます。

治療後、生活に支障が出た場合には、障害年金を申請することで経済的なサポートを受けることができます。医師や専門家に相談し、必要な手続きを早めに進めることが大切です。

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいらっしゃいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

部位・傷病症状
ブドウ膜炎、緑内障(ベーチェット病によるもの含む)、白内障、眼球萎縮、網膜脈絡膜萎縮、網膜色素変性症、眼球萎縮、網膜はく離、腎性網膜症、糖尿病網膜症

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聴覚、平衡機能

感音性難聴、突発性難聴、神経性難聴、メニエール病、頭部外傷又は音響外傷による内耳障害、薬物中毒による内耳障害

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鼻腔

外傷性鼻科疾患

口腔(そしゃく言語)、言語

上顎癌、上顎腫瘍、喉頭腫瘍、喉頭全摘出手術、失語症、脳血栓(言語)など

肢体の障害事故によるケガ(人工骨頭など)、骨折、変形性股間節症、肺髄性小児麻痺、脳性麻痺脊柱の脱臼骨折、脳軟化症、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、上肢または下肢の切断障害、重症筋無力症、上肢または下肢の外傷性運動障害、関節リウマチ、ビュルガー病、進行性筋ジストロフィー、脊髄損傷、パーキンソン病、硬直性脊髄炎、脳血管障害、脊髄の器質障害、慢性関節リウマチ、筋ジストロフィー、ポストポリオ症候群、線維筋痛症

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精神障害うつ病、そううつ病、統合失調症、適応障害、老年および初老などによる痴呆全般、てんかん、知的障害、発達障害、アスペルガー症候群、高次脳機能障害、アルツハイマー等

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呼吸器疾患

気管支喘息、慢性気管支炎、肺結核、じん肺、膿胸、肺線維症、肺気腫、呼吸不全など

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循環器疾患心筋梗塞、心筋症、冠状僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、先天性疾患など

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腎疾患慢性腎炎、慢性腎不全、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎など

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肝疾患肝炎、肝硬変、肝がんなど
糖尿病糖尿病(難治性含む)、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など糖尿病性と明示された全ての合併症

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血液再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫班病、凝固因子欠乏症、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形性症候群、HIV感染症

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その他人工肛門、人工膀胱、尿路変更、クローン病、潰瘍性大腸炎、化学物質過敏症、白血病、周期性好中球減少症、HIV、乳癌・胃癌・子宮頸癌・膀胱癌・直腸癌等のがん全般、悪性新生物、脳脊髄液減少症、悪性高血圧、その他難病

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この記事を書いた人

岩本 浩一 (いわもと こういち)
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。

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