障害共済年金の審査が厳しいと感じる方は多いですが、これは制度が適正に運用されるために重要なステップです。障害共済年金は、公務員や特定の職業に従事している人を対象とした年金制度で、障害状態になった場合に経済的支援を受けるためのものです。

しかし、その審査基準が厳しいとされるのは、年金の受給資格を明確にし、制度の不正利用を防ぐためのものです。ここでは、審査が厳しいとされる理由と、受給をスムーズに進めるためのポイントについて説明します。

障害共済年金の審査基準

障害共済年金の審査が厳しい主な理由は、障害認定基準が非常に詳細かつ厳格であることです。年金を受給するためには、障害の程度が特定の基準を満たしている必要があります。この基準は、国の障害年金の認定基準とほぼ同様で、身体的・精神的障害が日常生活や労働能力にどの程度影響しているかを厳しく審査されます。

特に、障害の診断書の内容は、審査において非常に重要な役割を果たします。医師の診断書が詳細かつ正確でなければ、障害の程度が適切に評価されず、結果的に審査が厳しくなることがあります。診断書の記載内容が不十分な場合、追加書類の提出や再審査が求められることがあるため、審査が長引くこともあります。

障害状態の証明と日常生活への影響

障害共済年金の審査では、障害が日常生活にどの程度の影響を与えているかも評価されます。この点で、日常生活の具体的な制限や困難な点を証明する必要があります。例えば、障害が原因で家事や身の回りの世話ができない場合や、通勤や仕事が不可能な場合など、具体的な生活への支障があることを説明することが重要です。

また、医師の診断に加えて、生活の状況を証明する書類の提出も必要です。家族や第三者による生活支援の必要性や、福祉サービスを利用している状況などが評価され、これらの情報が不十分な場合は審査がさらに厳しくなることがあります。

審査をスムーズに進めるためのポイント

障害共済年金の審査をスムーズに進めるためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。まず、正確で詳細な診断書を用意することが最も重要です。診断書には、障害の種類、程度、経過、および日常生活や仕事にどのような影響を与えているかを明確に記載する必要があります。医師とよく相談し、可能な限り詳細な情報を提供するよう心がけましょう。

また、申請書類の不備や情報不足が原因で審査が遅れることもあるため、提出前に書類をよく確認し、不明点があれば担当機関に問い合わせることが重要です。申請書類が揃っていない場合や、記載内容に不備がある場合、追加の情報を求められることがあり、これが審査を長引かせる要因となります。

さらに、必要に応じて障害者手帳の取得や、福祉サービスの利用状況を証明する書類を用意することも有効です。これにより、障害の実態がより明確に伝わり、審査が円滑に進む可能性が高まります。

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まとめ

障害共済年金の審査は、受給資格を厳密に判断するために厳しい基準が設けられていますが、正確な情報と詳細な書類を揃えることで、審査をスムーズに進めることができます。特に、医師の診断書や日常生活への影響を具体的に証明する資料の準備が重要です。不安な点や不明な点がある場合は、早めに専門家や担当機関に相談し、適切な手続きを踏むことが、受給への近道となります。

愛媛・松山障害年金相談センターは障害厚生年金や障害基礎年金だけではなく障害共済年金の手続きも代行で行っています。
章類の書き方が分からないとかすべて申請をお任せしたいというご要望がありましたらお気軽にお問い合わせください。

＞＞当事務所で依頼するメリット

障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の１つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
６５歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。

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＞＞障害年金の受給額について

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。

＞＞障害年金に該当しているかどうか簡単に分かる１分間受給判定

目の傷病

白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症　など

聴覚

メニエール病、感音性難聴、突発性難聴　など

肢体

重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など

脳の傷病

脳卒中、脳出血 、脳梗塞など

精神

統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など

呼吸器疾患

気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など

心疾患、高血圧

狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など

腎疾患、肝疾患、糖尿病

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症　など

その他

悪性新生物（ガン）、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病（強皮症、パーキンソン症候群）、その他難病など

岩本浩一

岩本　浩一 （いわもと こういち）
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。

早く、障害年金のことを知っていればよかった、最初から専門家に相談すればよかった。

相談の現場で、最も耳にする言葉です。

障害年金の請求で一番大事なことは、不安を感じたり、わからないことがあったりしたときに、すぐに専門家に問い合わせをすることです。

ひとりで悩みを抱えず、まずは当センターにお気軽にご相談ください。
当センターは全力であなたに寄り添います。

無料相談を行っておりますので、是非ご利用ください。

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