お金がなくて生活が苦しい…そんな状況にある方は少なくありません。

特に、病気や障害で働けない場合は深刻です。この記事では、障害年金という制度を活用して経済的な支援を受ける方法を、初心者にもわかりやすく解説します。

今すぐ生活を立て直す第一歩として、制度の内容や申請の流れ、利用できる支援先について詳しく知っておきましょう。

お金がなくて苦しい…まず知ってほしいこと

生活に困窮し、家賃の支払いも食事もままならない。そんな中で「もうどうしていいかわからない」と感じることは、決して珍しくありません。病気や障害によって働けない、もしくは働くことが非常に難しい状況にある人にとって、経済的困窮は心の余裕まで奪います。

けれども、そんな時こそ知ってほしいのが「障害年金」という制度の存在です。これは社会全体で支え合うために用意された制度であり、一部の人だけに与えられる特別な支援ではありません。生活に困っている人のために設計された、誰もが平等に利用できる大切な制度なのです。

障害年金とは？どんな人がもらえるの？

障害年金とは、公的年金制度の一部であり、病気やけがによって日常生活や就労に困難がある人に支給される支援金です。うつ病、統合失調症、双極性障害、心疾患、脳血管疾患、がん、発達障害、難病など、身体的・精神的な障害すべてが対象となる可能性があります。

多くの人が「障害者手帳が必要」と誤解していますが、手帳がなくても障害年金の受給が認められる場合があります。受給資格は、初診日が特定できること、一定の保険料納付要件を満たしていること、そして現在の障害状態が一定の基準を超えていることです。

申請には初診日の証明が必要となり、これが後の審査の基準日となります。初診日が分からない、または証明が難しいケースでは、過去の診療記録や病院への問い合わせが必要になることもあります。障害の状態を示す診断書は、現在の症状や日常生活の制限を詳しく記載する必要があります。そのため、主治医との信頼関係や説明の丁寧さも大きな要素となります。

＞＞障害年金を自分で申請するのは難しい？社会保険労務士に依頼するメリットについて

どうやって申請するの？

障害年金の申請は、最寄りの年金事務所や役所で行いますが、実際には多くの書類と準備が必要です。まず、初診日を証明する書類を取り寄せる必要があります。次に、医師に指定された形式の診断書を書いてもらい、生活や仕事への影響を詳細に記した病歴・就労状況等申立書を作成します。これに年金請求書を添えて提出します。

手続きは煩雑で、不備があると再提出を求められたり、審査が長引いたりする可能性があります。そのため、申請に不安がある場合は、障害年金に詳しい社会保険労務士に相談するのが安心です。社会保険労務士は、申請書類の作成や病院への連携なども含めてトータルサポートしてくれる専門家です。費用が心配な方は、初回無料相談や成功報酬制の事務所を探すのも一つの方法です。

障害年金と生活保護は併用できる？

障害年金を受けていても、支給額だけでは生活が難しいという人も多くいます。そうした場合に利用できるのが「生活保護」です。生活保護は、最低限度の生活を保障する制度であり、障害年金を受給していてもその額が生活保護の基準に満たない場合には差額が支給される形で併用が可能です。

ただし、生活保護の申請には資産状況や扶養義務者への確認などの要件があります。障害があることを理由に、扶養照会が簡略化されたり、資産基準が緩和されたりする場合もあるため、自分だけで判断せず、役所の福祉課に直接相談することが大切です。実際の支給額や併用の可否は自治体によって異なる場合もあるので、地域の制度に詳しい窓口での相談をおすすめします。

相談できる場所を知っておこう

障害年金の申請や生活保護との併用、制度の理解には専門的な知識が必要なことも多く、一人で悩んでいても前に進めないことがあります。そんなときは、各市町村の障害福祉課、年金事務所、NPO法人、社会福祉協議会、障害者支援団体などが頼りになります。これらの機関では、無料で相談を受け付けていることが多く、申請書の記入の手伝いや必要書類の案内なども行っています。

また、地域によっては障害年金専門の相談会やセミナーが開かれていることもあり、インターネットや役所の掲示などで情報を得ることができます。社会保険労務士を探す場合には「障害年金＋地域名＋無料相談」などで検索すると、自分に合った専門家を見つけやすくなります。制度は「知っているかどうか」で大きな差が出ます。まずは一歩、相談から始めてみましょう。

「助けて」と言っていい

経済的に困っているという現実に向き合うのは、決して簡単なことではありません。「こんなことを誰かに話すのは恥ずかしい」「助けを求めるのが怖い」と感じる方も多いでしょう。しかし、障害年金や生活保護といった制度は、まさにそうした困難な状況にある人のために用意された支援です。

「助けて」と声を上げることは、弱さではなく勇気の証です。制度を知り、正しい情報をもとに行動することで、生活は確実に変わります。誰かに頼ることで、自分自身を守ることができます。

もし今この文章を読んでいるあなたが、少しでも不安や不満、孤独を感じているのなら、まずは信頼できる相談窓口に連絡をしてみてください。障害年金や生活保護は、あなたが前を向くための力になってくれるはずです。

＞＞障害年金申請めんどくさいと思っている方へ　面倒な障害年金の申請は社会保険労務士へ

愛媛・松山障害年金相談センターでは障害年金の申請のお手伝いをしています。
お気軽にお問い合わせください。

＞＞当事務所に依頼するメリット

障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の１つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
６５歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。

＞＞障害年金の基礎知識について

＞＞障害年金の受給額について

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。

＞＞障害年金に該当しているかどうか簡単に分かる１分間受給判定

目の傷病

白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症　など

聴覚

メニエール病、感音性難聴、突発性難聴　など

肢体

重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など

脳の傷病

脳卒中、脳出血 、脳梗塞など

精神

統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など

呼吸器疾患

気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など

心疾患、高血圧

狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など

腎疾患、肝疾患、糖尿病

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症　など

その他

悪性新生物（ガン）、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病（強皮症、パーキンソン症候群）、その他難病など

岩本浩一

岩本　浩一 （いわもと こういち）
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。

早く、障害年金のことを知っていればよかった、最初から専門家に相談すればよかった。

相談の現場で、最も耳にする言葉です。

障害年金の請求で一番大事なことは、不安を感じたり、わからないことがあったりしたときに、すぐに専門家に問い合わせをすることです。

ひとりで悩みを抱えず、まずは当センターにお気軽にご相談ください。
当センターは全力であなたに寄り添います。

無料相談を行っておりますので、是非ご利用ください。

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