

原因不明の全身の痛みや疲労感が長期間続く線維筋痛症。中高年の女性に多く見られ、日常生活に大きな支障をきたします。しかし診断が難しく、適切な診療科選びや制度の活用が重要です。
本記事では、線維筋痛症の原因や主な症状、何科を受診すべきか、そして障害年金の申請に必要な情報をわかりやすく解説します。
線維筋痛症とはどんな病気か
線維筋痛症は、全身の広範囲にわたって慢性的な痛みが生じる病気です。病院での検査では異常が見つかりにくいため、「気のせい」と見なされやすいことが特徴です。発症の頻度は女性に多く、40~50代を中心に見られます。原因は完全には解明されていませんが、痛みを感じる神経が過敏になる「中枢感作」が関与していると考えられています。
受診すべき診療科とは
線維筋痛症の症状は複雑で、多くの診療科にまたがるため、受診先選びが重要です。最初に受診することが多いのは整形外科や内科ですが、診断が確定しにくい場合にはリウマチ科、神経内科、ペインクリニック、精神科の受診が勧められます。総合的な診断と治療ができる医療機関を選ぶのが理想です。
主な症状とその影響
線維筋痛症の主な症状は、全身の慢性痛、倦怠感、睡眠障害、頭痛、関節のこわばり、抑うつ症状などです。特に「圧痛点」と呼ばれる特定の部位に強い痛みを感じるのが特徴的です。痛みが長引くことで、家事や仕事に支障が出て、日常生活が困難になることもあります。
原因と病態のメカニズム
線維筋痛症の明確な原因は不明ですが、ストレスや外傷、感染症などをきっかけに発症するケースがあります。脳や脊髄における痛みの伝達経路に異常が生じることで、実際には傷んでいない部位にまで痛みを感じる「機能性身体症候群」の一種と位置づけられています。最近の研究では脳内の微細な炎症も関係しているとされています。
障害年金の対象になるか
線維筋痛症は「肢体の障害」として障害年金の対象となる場合があります。日常生活に支障があり、労働が困難な状態であれば、症状の重さに応じて障害基礎年金または障害厚生年金の1~3級に該当することがあります。受給のためには、医師の診断書や症状の経過、日常生活の制限度などが重要な判断材料となります。
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障害年金を申請する際の注意点
障害年金を申請する際は、「初診日の特定」「適切な診断書の記載」「症状の重症度の明記」が重要です。特に初診日があいまいになりやすい線維筋痛症では、複数の医療機関の記録を整理する必要があります。
また診断書は「肢体の障害」用を選び、生活への支障が具体的に記載されるよう依頼しましょう。社会保険労務士に相談することで、スムーズな申請につながることも多くあります。
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