幻肢痛とは、身体の一部を失った後に、その部分に痛みを感じる症状を指します。例えば、腕や足を切断した後でも、失われた部位に痛みが生じることがあります。

この症状は、失った肢体の神経が影響を受けていることが原因であり、脳が残された神経から信号を受け取り、その信号を痛みとして解釈することによって起こります。

幻肢痛は非常に強い痛みを伴うことがあり、患者にとって生活の質を大きく低下させる要因となります。

幻肢痛の症状と発症原因

幻肢痛の症状は、失った肢体に強い痛みや違和感を感じることが特徴です。痛みは鋭いものから鈍いものまで様々で、刺すような痛みや焼けるような感覚がある場合もあります。発症原因としては、切断した部位の神経が誤った信号を脳に送ることによるものです。これにより、脳は存在しない肢体に痛みを感じると誤認識します。

また、幻肢痛の原因としては、手術後の回復過程や神経損傷などが影響することもあります。これにより、痛みが長期間続くことも珍しくなく、治療には時間がかかる場合があります。

幻肢痛に対する治療方法

幻肢痛の治療には、いくつかの方法が存在します。薬物療法や神経ブロックなどが一般的なアプローチとして用いられます。抗うつ薬や抗てんかん薬が痛みの緩和に効果を示す場合があり、また神経ブロックでは、痛みを感じる神経への薬剤注射が行われることもあります。さらに、心理的なサポートやリハビリテーションも重要です。

その他にも、最新の治療法として神経調整や脳の刺激療法が研究されています。これにより、幻肢痛の緩和が期待されているものの、まだ実験的な段階にある治療法も多いため、患者にとって最適な治療方法は個別に検討する必要があります。

幻肢痛と障害年金

幻肢痛は、生活に大きな影響を与える症状の一つです。幻肢痛の状態である場合は腕や足を切断している時点で障害年金の申請ができます。つまり腕や足を切断しているということで幻肢痛でなくても障害年金の申請ができます。

＞＞障害年金を自分で申請するのは難しい？社会保険労務士に依頼するメリットについて

幻肢痛で障害年金2級を受給するためのポイント

障害年金の申請を行う際には、医師の診断書が必要不可欠です。

障害年金の申請においては、厳密な審査が行われるため、医師との相談や必要な書類をしっかりと整えてから申請を行うことが大切です。

まとめ

幻肢痛は、肢体を失った後に発生する痛みで、患者の生活に大きな影響を与える症状です。治療には薬物療法や神経ブロックが使われることが多く、早期の対応が重要です。

また、腕や足を切断している状態だと障害年金を申請することができ、障害等級２級に該当します。申請には医師の協力と詳細な症状の証明が必要ですが、適切なサポートを受けることで、生活の質を向上させることが可能です。

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の１つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
６５歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。

＞＞障害年金の基礎知識について

＞＞障害年金の受給額について

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。

＞＞障害年金に該当しているかどうか簡単に分かる１分間受給判定

目の傷病

白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症　など

聴覚

メニエール病、感音性難聴、突発性難聴　など

肢体

重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など

脳の傷病

脳卒中、脳出血 、脳梗塞など

精神

統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など

呼吸器疾患

気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など

心疾患、高血圧

狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など

腎疾患、肝疾患、糖尿病

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症　など

その他

悪性新生物（ガン）、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病（強皮症、パーキンソン症候群）、その他難病など

岩本浩一

岩本　浩一 （いわもと こういち）
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。

早く、障害年金のことを知っていればよかった、最初から専門家に相談すればよかった。

相談の現場で、最も耳にする言葉です。

障害年金の請求で一番大事なことは、不安を感じたり、わからないことがあったりしたときに、すぐに専門家に問い合わせをすることです。

ひとりで悩みを抱えず、まずは当センターにお気軽にご相談ください。
当センターは全力であなたに寄り添います。

無料相談を行っておりますので、是非ご利用ください。

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