デカン酸ハロペリドールを飲んでいる方は障害年金を受給できる可能性があります。デカン酸ハロペリドールの効果と副作用について

デカン酸ハロペリドールは、統合失調症や急性精神病に対する治療薬として使用される抗精神病薬です。ハロペリドールは従来型の抗精神病薬に分類され、神経伝達物質であるドーパミンの働きを抑制することで、精神症状を安定させる効果があります。このデカン酸エステルは、長期間効果が持続する「持続性注射剤」として開発され、通常は1回の注射で数週間から1か月効果が持続します。

目次

効果について

デカン酸ハロペリドールは、特に統合失調症の陽性症状(幻覚や妄想など)を抑制するために効果的です。急性の精神症状が現れた場合や、長期的な再発予防のために使用されます。服薬アドヒアランス(服薬遵守)が難しい患者に対して、定期的な注射により治療効果を維持できる点が大きな利点です。ハロペリドール自体は、急性期の症状を短期間で抑えるための治療としても有効で、長期的には精神状態を安定させ、再発を防ぐ役割を果たします。

また、デカン酸エステルの形態で投与することにより、一定の血中濃度が保たれ、急激な効果変動を避けることができるため、患者にとって安定した治療が期待できます。

副作用について

デカン酸ハロペリドールには、一般的な抗精神病薬に見られる副作用がいくつかあります。特に、以下の副作用が報告されています。

錐体外路症状(EPS)

これは、パーキンソン症状やじっとしていられない感覚(アカシジア)、筋肉の硬直(ジストニア)などが含まれる運動障害です。ハロペリドールはドーパミンを抑制するため、これらの症状が出やすくなります。これらの症状は薬の調整や他の薬剤を併用することで軽減されることがあります。

鎮静効果

ハロペリドールは、強力な鎮静作用を持つため、眠気や集中力の低下が起こることがあります。日常生活に支障をきたす場合は、医師と相談し、投与量の調整が必要となります。

体重増加や代謝の変化

長期間の使用により体重増加や糖尿病、脂質異常症などの代謝異常が発生するリスクがあります。これらは、生活習慣の改善や定期的な検査で管理することが重要です。

高プロラクチン血症

ハロペリドールは、プロラクチンというホルモンのレベルを上昇させることがあり、これが原因で女性では乳汁漏出や月経異常、男性では性機能障害が生じることがあります。

心血管系リスク

心拍数や血圧に影響を与えることがあり、QT延長症候群という心電図異常が現れることがあります。これは、突然死や重篤な心臓合併症のリスクを伴うため、投薬中は定期的な心電図検査が推奨されます。

使用時の注意点

デカン酸ハロペリドールを使用する際には、定期的な医師の監視が不可欠です。特に、高齢者や心血管系の問題がある患者、または他の薬と併用している場合は、慎重な投与管理が必要です。また、アルコールとの併用や運転、危険な作業を行う際には注意が必要です。薬剤の効果が長期間持続するため、体内での蓄積や副作用の現れ方も異なることから、投与量や間隔の調整が重要となります。

まとめ

デカン酸ハロペリドール(ハロマンス)は、統合失調症や急性精神病の治療において重要な役割を果たす薬剤であり、特に服薬の遵守が難しい患者に対して長期効果を発揮します。しかし、副作用として運動障害や代謝異常、心血管系のリスクがあるため、使用には慎重さが求められます。医師の指導のもとで定期的な検査を受けながら治療を続けることが、効果的かつ安全な使用に繋がります。

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいらっしゃいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

部位・傷病症状
ブドウ膜炎、緑内障(ベーチェット病によるもの含む)、白内障、眼球萎縮、網膜脈絡膜萎縮、網膜色素変性症、眼球萎縮、網膜はく離、腎性網膜症、糖尿病網膜症

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聴覚、平衡機能

感音性難聴、突発性難聴、神経性難聴、メニエール病、頭部外傷又は音響外傷による内耳障害、薬物中毒による内耳障害

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鼻腔

外傷性鼻科疾患

口腔(そしゃく言語)、言語

上顎癌、上顎腫瘍、喉頭腫瘍、喉頭全摘出手術、失語症、脳血栓(言語)など

肢体の障害事故によるケガ(人工骨頭など)、骨折、変形性股間節症、肺髄性小児麻痺、脳性麻痺脊柱の脱臼骨折、脳軟化症、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、上肢または下肢の切断障害、重症筋無力症、上肢または下肢の外傷性運動障害、関節リウマチ、ビュルガー病、進行性筋ジストロフィー、脊髄損傷、パーキンソン病、硬直性脊髄炎、脳血管障害、脊髄の器質障害、慢性関節リウマチ、筋ジストロフィー、ポストポリオ症候群、線維筋痛症

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精神障害うつ病、そううつ病、統合失調症、適応障害、老年および初老などによる痴呆全般、てんかん、知的障害、発達障害、アスペルガー症候群、高次脳機能障害、アルツハイマー等

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呼吸器疾患

気管支喘息、慢性気管支炎、肺結核、じん肺、膿胸、肺線維症、肺気腫、呼吸不全など

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循環器疾患心筋梗塞、心筋症、冠状僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、先天性疾患など

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腎疾患慢性腎炎、慢性腎不全、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎など

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肝疾患肝炎、肝硬変、肝がんなど
糖尿病糖尿病(難治性含む)、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など糖尿病性と明示された全ての合併症

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血液再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫班病、凝固因子欠乏症、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形性症候群、HIV感染症

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その他人工肛門、人工膀胱、尿路変更、クローン病、潰瘍性大腸炎、化学物質過敏症、白血病、周期性好中球減少症、HIV、乳癌・胃癌・子宮頸癌・膀胱癌・直腸癌等のがん全般、悪性新生物、脳脊髄液減少症、悪性高血圧、その他難病

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この記事を書いた人

岩本 浩一 (いわもと こういち)
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

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