

HSP(Highly Sensitive Person)は、音や光、人間関係などに強く反応しやすい繊細な気質を持つ人を指します。日本では障害者手帳の制度がありますが、HSPの人も対象になるのでしょうか?
この記事では、HSPの定義や障害者手帳との関係、取得の可能性、注意点について詳しく解説します。
HSPは障害や病気ではない
HSPとは、生まれつき感受性が高く、些細な刺激にも強く反応する気質のことです。心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した概念であり、医学的な診断名ではありません。
つまり、HSPは「性格特性」であり、病気や障害とは区別されます。
HSPだけでは障害者手帳は取得できない
障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)は、うつ病や統合失調症、発達障害など、精神疾患と診断された人を対象に発行されます。
しかし、HSPはあくまで気質であるため、それ自体を理由に手帳を取得することはできません。
HSPが原因で精神疾患を発症した場合は対象になる可能性も
HSPの気質が強く、過度なストレスや疲労によりうつ病や不安障害、適応障害などの精神疾患を併発した場合、その「診断された病名」によって障害者手帳を申請できる可能性があります。
つまり、HSPではなく、その結果として発症した精神疾患が対象となるのです。
医師の診断と書類が必要になる
障害者手帳を取得するには、医療機関で精神疾患と診断され、医師による診断書をもとに市区町村へ申請する必要があります。
「HSP」とだけ伝えても手帳は取得できないため、まずは専門医を受診し、正式な病名があるかを確認することが第一歩です。
申請に必要な条件と手順
障害者手帳の取得には、以下のような条件が必要です。
- 医師による診断名(うつ病、発達障害など)がある
- 診断書の提出
- お住まいの自治体への申請
- 審査による等級判定(1〜3級)
手帳の交付には数週間〜数ヶ月かかる場合があり、等級によって受けられる支援内容が異なります。
まとめ:HSPは直接の対象ではないが、精神疾患があれば可能性あり
HSP自体は障害者手帳の対象とはなりませんが、HSPが原因で精神的に不安定になり、医師から精神疾患と診断された場合は、その病名に基づいて申請が可能です。
生活に困難を感じている場合は、我慢せず精神科や心療内科を受診し、必要であれば支援制度の利用を検討しましょう。
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