

バージャー病(閉塞性血栓性血管炎)は、手足の血管に炎症が生じ、血流が妨げられることで壊死や潰瘍などを引き起こす難病です。この病気は主に若い男性に多く見られ、特に喫煙が最大のリスク要因として知られています。
進行すると、手足の血流が完全に途絶え、最悪の場合、壊死によって切断が必要になるケースもあります。このように生活に大きな支障をきたすため、障害年金の対象となる場合があります。
バージャー病の主な症状
バージャー病の初期症状には、手足の冷感やしびれ、疲労感、そして痛みなどがあります。症状が進行するにつれて、以下のような深刻な状態になることがあります:
潰瘍や壊死
血流障害により指先や足先に潰瘍ができ、適切な治療が行われないと壊死に至ることがあります。
歩行時の痛み(跛行:はこう)
歩くときに強い痛みを感じるため、日常生活が制限されます。
手足の変色
血流不足により、手足が青紫色や黒色になる場合があります。
これらの症状が進行すると、手術や切断が必要になる場合もあり、生活の質が大きく損なわれることになります。
バージャー病と切断、障害年金の関係
バージャー病が原因で手足の一部を切断することになった場合、障害年金の受給資格を得られる可能性があります。障害年金は、病気やけがで生活や仕事に支障をきたしている人を経済的に支援する制度です。
バージャー病で手足の一部を失うことで、日常生活における移動や仕事の能力が制限されるため、障害等級が認定される可能性があります。
障害年金の対象になる条件
障害年金を受給するためには、次の条件を満たす必要があります:
初診日の確認
初診日に何の年金をかけたかによって障害厚生年金か障害基礎年金かが決まります。
障害の程度
切断や壊死により日常生活や仕事に重大な影響が出ている場合、障害等級に該当する可能性があります。たとえば、以下のような状態が対象になることがあります。
- 手足の一部を切断し、移動や作業が著しく制限されている場合
- 歩行が困難で、日常生活に介助が必要な場合
必要書類の提出
診断書や病歴・就労状況等申立書など、詳細な情報を提出します。特に医師の診断書は重要で、血流障害の程度や切断箇所などを具体的に記載する必要があります。
>>障害年金を自分で申請するのは難しい?社会保険労務士に依頼するメリットについて
障害年金の申請手続き
障害年金を申請するには、以下の手順を踏む必要があります:
初診日の証明
病院の受診記録やカルテをもとに、バージャー病で初めて診察を受けた日を証明します。
診断書の取得
指定された様式の診断書を医師に作成してもらいます。
病歴・就労状況等申立書の作成
病気が原因でどのような不便を感じているか、具体的に記載します。
年金事務所での手続き
書類を揃えて年金事務所に提出し、審査を受けます。
障害年金が認定されるまでには時間がかかることもあるため、申請は早めに行うことが重要です。
切断後の生活とリハビリ
手足を切断した後は、リハビリや日常生活の工夫が必要になります。義手や義足を使用する場合も多く、それに慣れるためのトレーニングが行われます。また、住環境の改善(段差をなくす、手すりを設置するなど)や、周囲の支援を受けることも生活をスムーズに送るための大切なポイントです。
まとめ
バージャー病は、進行すると手足の壊死や切断を引き起こし、生活に大きな影響を与える難病です。切断を余儀なくされた場合、障害年金を受給することで経済的な支援を得られる可能性があります。
障害年金の申請には、診断書や病歴を正確に準備し、迅速に手続きを進めることが重要です。また、切断後はリハビリや住環境の改善を通じて新しい生活を整えていくことが求められます。バージャー病の症状と向き合いながら、利用可能な制度や支援を活用して生活の質を維持する努力が大切です。
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