神経損傷が引き起こす灼熱痛とは?原因・治療法・障害年金の受給ガイド

神経の損傷による灼熱痛は、四肢やその他の体の部位に現れる痛みの一種で、耐え難い灼熱感や刺すような痛みを伴います。この状態は、神経が損傷した結果、痛みを制御する神経経路が異常をきたすことで発生します。

以下では、この問題の原因、症状、障害年金との関係について詳しく説明します。

目次

神経の損傷による灼熱痛の原因

神経損傷による灼熱痛の主な原因には、以下のようなものがあります。

外傷

交通事故、スポーツ中の怪我、手術中の神経損傷などによって神経が直接損傷することがあります。骨折や打撲による神経圧迫も原因となることがあります。

疾患による神経損傷

糖尿病性ニューロパチー、帯状疱疹後神経痛(ヘルペスウイルス感染後に生じる痛み)、多発性硬化症やギランバレー症候群などの神経疾患も灼熱痛の原因です。

末梢神経障害

末梢神経が炎症を起こす場合や、過剰に刺激されることにより、正常な痛みの信号が狂い、灼熱痛が引き起こされることがあります。

薬剤や毒素

化学薬品、抗がん剤、アルコール中毒などが神経に悪影響を与え、痛みを引き起こす場合があります。

神経の損傷による灼熱痛の症状

灼熱痛は、神経が損傷した部位やその周辺に現れる痛みとして特徴づけられます。以下が一般的な症状です。

灼熱感

火傷をしたような熱い痛み。

刺すような痛み

針で刺されたような感覚が続く。

痺れや異常感覚

感覚が麻痺している、または逆に過敏になっている。

夜間の悪化

痛みが夜に強くなるケースが多い。

感覚過敏

軽い刺激(服が触れるなど)でも激痛が生じる。

運動障害や筋力低下

長期化する場合、患部の動きが制限されることもある。

症状の程度や持続時間は個人差があり、急性のケースから慢性の痛みへと移行することも少なくありません。

神経の損傷による灼熱痛と障害年金との関係

灼熱痛が日常生活や労働能力に深刻な影響を及ぼす場合、障害年金の対象となる可能性があります。日本における障害年金制度は、特定の障害状態に該当することで支給を受けることができます。

対象となる条件

灼熱痛そのものではなく、その原因となる神経疾患や神経損傷の状態が、障害年金の認定基準に該当する必要があります。例えば、末梢神経障害、糖尿病性ニューロパチー、多発性硬化症などが障害基準に含まれます。

等級の基準

障害年金は1級、2級、3級に分けられており、痛みや神経損傷が日常生活や労働にどの程度影響を与えるかで等級が決まります。

1級

常に介護が必要な状態。

2級

労働が困難で、日常生活に大きな制限がある。

3級

一定の労働が可能だが、通常よりも制限がある。

必要な手続きと診断書

障害年金を申請する際には、医師が作成する診断書が必要です。この際、灼熱痛が日常生活にどのような影響を与えているか、具体的に記載してもらうことが重要です。また、通院履歴や検査結果も証拠として役立ちます。

受給のポイント

灼熱痛が慢性的で、治療を継続しても改善が見られない場合、また日常生活に支障が出ている場合は、障害年金の申請が受理されやすい傾向があります。専門の社会保険労務士に相談することで、受給の可能性を高めることができます。

>>障害年金を自分で申請するのは難しい?社会保険労務士に依頼するメリットについて

まとめ

四肢その他の神経の損傷による灼熱痛は、原因や症状が多岐にわたるため、適切な治療とサポートが必要です。また、日常生活に影響を及ぼす場合は、障害年金を活用することを検討すると良いでしょう。専門医や社会保険労務士に相談し、適切な対応を進めていくことで、生活の質を向上させることが可能です。

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障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいらっしゃいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

部位・傷病症状
ブドウ膜炎、緑内障(ベーチェット病によるもの含む)、白内障、眼球萎縮、網膜脈絡膜萎縮、網膜色素変性症、眼球萎縮、網膜はく離、腎性網膜症、糖尿病網膜症

>>眼の障害の受給事例はこちら

聴覚、平衡機能

感音性難聴、突発性難聴、神経性難聴、メニエール病、頭部外傷又は音響外傷による内耳障害、薬物中毒による内耳障害

>>聴覚、平衡機能の障害の受給事例はこちら

鼻腔

外傷性鼻科疾患

口腔(そしゃく言語)、言語

上顎癌、上顎腫瘍、喉頭腫瘍、喉頭全摘出手術、失語症、脳血栓(言語)など

肢体の障害事故によるケガ(人工骨頭など)、骨折、変形性股間節症、肺髄性小児麻痺、脳性麻痺脊柱の脱臼骨折、脳軟化症、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、上肢または下肢の切断障害、重症筋無力症、上肢または下肢の外傷性運動障害、関節リウマチ、ビュルガー病、進行性筋ジストロフィー、脊髄損傷、パーキンソン病、硬直性脊髄炎、脳血管障害、脊髄の器質障害、慢性関節リウマチ、筋ジストロフィー、ポストポリオ症候群、線維筋痛症

>>肢体の障害の受給事例はこちら

精神障害うつ病、そううつ病、統合失調症、適応障害、老年および初老などによる痴呆全般、てんかん、知的障害、発達障害、アスペルガー症候群、高次脳機能障害、アルツハイマー等

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呼吸器疾患

気管支喘息、慢性気管支炎、肺結核、じん肺、膿胸、肺線維症、肺気腫、呼吸不全など

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循環器疾患心筋梗塞、心筋症、冠状僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、先天性疾患など

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腎疾患慢性腎炎、慢性腎不全、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎など

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肝疾患肝炎、肝硬変、肝がんなど
糖尿病糖尿病(難治性含む)、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など糖尿病性と明示された全ての合併症

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血液再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫班病、凝固因子欠乏症、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形性症候群、HIV感染症

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その他人工肛門、人工膀胱、尿路変更、クローン病、潰瘍性大腸炎、化学物質過敏症、白血病、周期性好中球減少症、HIV、乳癌・胃癌・子宮頸癌・膀胱癌・直腸癌等のがん全般、悪性新生物、脳脊髄液減少症、悪性高血圧、その他難病

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この記事を書いた人

岩本 浩一 (いわもと こういち)
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表

このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。

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