脊椎後弯症とは?原因・症状・障害年金の受給条件をわかりやすく解説

脊椎後弯症は、背中が異常に丸まることで姿勢や日常動作に大きな支障をきたす病気です。原因は先天性や加齢、骨折などさまざまで、痛みやしびれなどの症状が現れることもあります。

重症化すると障害年金の対象になることもあるため、正しい理解と早期対処が重要です。この記事では、脊椎後弯症の原因、症状、そして障害年金との関係までを分かりやすく解説します。

脊椎後弯症とは?背中が丸まる原因と種類

脊椎後弯症とは、背骨が通常よりも過剰に後方へ湾曲してしまう状態を指します。一般的には猫背のような姿勢が続き、背中が丸く見えるようになります。軽度であれば生活に支障がないこともありますが、進行すると腰や背中の痛み、神経の圧迫によるしびれ、内臓への圧迫による機能障害などが現れることがあります。

後弯症にはさまざまなタイプがあり、先天性、若年性(ショイエルマン病)、外傷性(圧迫骨折など)、加齢性(変形性脊椎症や骨粗しょう症によるもの)、そして神経・筋肉疾患によるものなどに分類されます。それぞれ原因が異なるため、治療や管理方法も異なります。

脊椎後弯症の主な原因とは



脊椎後弯症の原因は大きく4つに分けられます。

1つ目は先天性の骨の形成異常です。胎児期の成長過程で椎骨の形が異常になることで、出生時から後弯症が見られる場合があります。

2つ目は若年期に見られるショイエルマン病で、成長期に椎体の前方がうまく成長せず、自然に背中が丸まっていく病態です。

3つ目は外傷性の原因で、転倒や事故による脊椎の圧迫骨折などで椎体が前方に潰れることにより、後弯が形成されます。特に高齢者や骨粗しょう症のある方は注意が必要です。

4つ目は加齢や生活習慣によるものです。姿勢の悪さや筋力低下、長時間の前屈作業などが原因で徐々に背骨が変形し、後弯が進行することがあります。

後弯症が引き起こす症状と生活への影響

軽度の後弯症では自覚症状が乏しいこともありますが、進行とともに次のような症状が現れます。

最も一般的なのは、背中や腰の痛みです。筋肉の緊張や骨の変形が原因で、慢性的な痛みが続くことがあります。

また、後弯が進むことで脊髄や神経根が圧迫され、下肢のしびれ、力が入りにくい、歩行が困難になるなどの神経症状が現れることもあります。

さらに重度の場合、胸郭の変形により肺が圧迫され、息切れや呼吸困難が起こることがあります。腹部臓器も圧迫されることで胃のもたれや食欲不振、便秘などの消化器症状も見られることがあります。

加えて、見た目の変化や姿勢の悪化は、心理的なストレスや社会生活への影響にもつながるため、QOL(生活の質)の低下を引き起こします。

後弯症と障害年金の関係

脊椎後弯症によって日常生活に重大な支障が生じる場合、障害年金の対象となることがあります。ただし、後弯症という病名だけでは受給は難しく、どの程度の障害があるか、医師の診断書と客観的な証拠が求められます。

障害年金の審査では、主に「脊柱の他動可動域が正常の2分の1以下」であることが目安とされており、これは整形外科医が測定するデータに基づき判断されます。また、しびれや麻痺といった神経症状、歩行障害、日常動作の制限、就労制限なども審査に影響を与えます。

実際には、圧迫骨折による腰椎後弯や、神経圧迫を伴う変形での申請が通るケースもあります。年金等級は1級から3級までありますが、多くの場合は2級または3級が認定されやすい傾向にあります。

>>障害年金を自分で申請するのは難しい?社会保険労務士に依頼するメリットについて

障害年金を申請するために必要な準備とポイント

障害年金の申請にはいくつかの条件と書類が必要です。まず、初診日の証明が最も重要です。これは「いつ・どこの病院で初めて診断・治療を受けたか」を証明する必要があり、診療明細書やカルテ、紹介状などが有力な証拠となります。

次に、医師が作成する「障害年金用の診断書」が必要です。この診断書では、脊柱の変形状態、運動制限の程度、日常生活への影響、神経症状の有無などが詳しく記載されます。

また、レントゲンやMRIなどの画像検査も、後弯の角度や変形の程度を証明するために非常に有効です。

申請をスムーズに進めるためには、年金事務所や社労士への相談も検討しましょう。特に後弯症のように判断基準が曖昧になりやすい疾患では、専門家のサポートが重要です。

>>障害年金申請めんどくさいと思っている方へ 面倒な障害年金の申請は社会保険労務士へ

愛媛・松山障害年金相談センターでは障害年金の申請のお手伝いをしています。
お気軽にお問い合わせください。

>>当事務所に依頼するメリット

障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
65歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。

>>障害年金の基礎知識について

>>障害年金の受給額について

対象となる障害について

障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。

下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。

障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。

>>障害年金に該当しているかどうか簡単に分かる1分間受給判定

目の傷病

白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症 など

聴覚

メニエール病、感音性難聴、突発性難聴 など

肢体

重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など

脳の傷病

脳卒中、脳出血 、脳梗塞など

精神

統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など

呼吸器疾患

気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など

心疾患、高血圧

狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など

腎疾患、肝疾患、糖尿病

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症 など

その他

悪性新生物(ガン)、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病(強皮症、パーキンソン症候群)、その他難病など

いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。

LINEで簡単にご相談できます。

LINEをお使いのお方はLINEを使って簡単にご相談することができます。

当事務所に依頼するメリット

障害年金はご自身で申請することができます。
ご自身で障害年金を申請する場合は多くのハードルがあります。

なぜ当事務所に依頼した方がいいのか依頼するメリットについて解説します。

【四国地域対応可能】障害年金のことについて無料相談しませんか?

まずはお電話かメールで「無料相談のご予約」をしてください。

【電話でのお問い合わせ】
TEL 089-907-3797
スマホの場合は電話のアイコンをタップしてもらえれば直接つながります。

【メールでのお問い合わせ】
メールでお問い合わせはこちらからお問い合わせください。
>>メールでのお問い合わせ

当センターは、お客様の障害年金に関わるすべてのお悩みにお応えさせていただきます。 特にその中でもお客様が受給できる可能性のある年金に関して丁寧にアドバイスを行います。

相談をする前に障害年金に該当しているかどうか診断することもできます。
>>障害年金が受給できるかどうか分かる「1分間受給判定」

1分間受給判定をした後には後日こちらから診断判定をお知らせいたします。

障害年金相談にあたり、相談内容について専門家としてお答えいたします。
責任を持ったお答えのためには信頼関係が必要です。
下記の項目を最初にお聞きいたしますのでご用意いただけますよう、お願いいたします。

【必須項目】
(1)お名前、(2)生年月日(年齢)、(3)電話番号、(4)住所
【ご自身でわかる場合】
(5)初診日(医療機関に初めて受診した日)、 (6)加入年金制度の種類と加入状況、(7)傷病名(診断傷病名)

対応エリア(四国地域対応可能)

愛媛県

松山市今治市宇和島市八幡浜市新居浜市西条市大洲市伊予市四国中央市西予市東温市越智郡上島町上浮穴郡久万高原町松前町砥部町喜多郡内子町西宇和郡伊方町松野町鬼北町愛南町

香川県

高松市丸亀市坂出市善通寺市観音寺市さぬき市東かがわ市三豊市土庄町小豆島町三木町直島町宇多津町綾川町琴平町多度津町まんのう町

高知県

高知市室戸市安芸市南国市土佐市須崎市宿毛市土佐清水市四万十市香南市香美市東洋町奈半利町田野町安田町北川村馬路村芸西村本山町大豊町土佐町大川村いの町仁淀川町中土佐町佐川町越知町檮原町日高村津野町四万十町大月町三原村黒潮町

徳島県

徳島市鳴門市小松島市阿南市吉野川市阿波市美馬市三好市勝浦町上勝町佐那河内村石井町神山町那賀町牟岐町美波町海陽町松茂町北島町藍住町板野町上板町つるぎ町東みよし町

LINEで簡単にご相談できます。

LINEをお使いのお方はLINEを使って簡単にご相談することができます。

お問合せフォーム

愛媛県はもちろん高知県、香川県、徳島県にお住いの方でも当センターにお越しになることなく電話やLINEのみで障害年金の申請のお手伝いをしています。
専門スタッフが丁寧にサポート。障害年金の申請方法でお悩みの方、距離を問わずお気軽にご相談ください。

「愛媛・松山障害年金相談センター」へのお問合せはこちらから

    お名前

    お住まい

    ※申し訳ありませんが、現在は四国地域のみの対応とさせていただいております。

    メールアドレス

    お電話番号

    年齢

    お問い合わせ内容

    無料相談を申し込みたい障害年金の質問がしたいその他

    ご相談内容

    ご入力の内容はこちらで宜しいでしょうか?

    今一度ご確認頂き、宜しければチェックを入れて送信ボタンをクリックして下さい。

    障害年金コラムの関連記事はこちら