てんかん・双極性障害治療のカルバマゼピンの注意点と障害年金の活用法
カルバマゼピンは、てんかんや双極性障害、神経痛の治療に使われる重要な薬です。しかし、強い副作用が現れることもあり、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。重度の症状で働けなくなった場合、障害年金の受給が検討できます。
この記事ではカルバマゼピンの効果と副作用、障害年金の申請ポイントを詳しく解説します。
Contents
カルバマゼピンとは?その効果と使われる場面
カルバマゼピンは、主にてんかんの治療薬として広く使用される抗てんかん薬です。また、双極性障害(躁うつ病)の気分安定薬として処方されることもあります。神経障害性疼痛、特に三叉神経痛にも効果があることが知られています。この薬は脳内の神経の過剰な興奮を抑える作用があり、発作や痛みをコントロールする目的で使われます。カルバマゼピンは長期的に服用するケースが多いため、その効果と同時に副作用についてもしっかり理解しておくことが重要です。
カルバマゼピンの主な副作用と注意点
カルバマゼピンを服用する際には、いくつかの副作用に注意が必要です。比較的多く見られる副作用として、眠気、めまい、ふらつき、吐き気、口の渇きなどがあります。これらは服薬初期に強く出ることがありますが、体が慣れると軽減することもあります。
一方で、重篤な副作用として、皮膚の発疹(スティーブンス・ジョンソン症候群など)、肝機能障害、骨髄抑制による白血球減少、血小板減少が起こることがあります。特に発熱やのどの痛み、皮膚症状が出た場合は、直ちに医師に相談する必要があります。血液検査や肝機能検査を定期的に行い、異常がないかを確認しながら服用することが推奨されます。
カルバマゼピンの副作用による生活への影響
カルバマゼピンの副作用は、日常生活に大きな支障をきたす場合があります。例えば、強い眠気やめまいが続くと、仕事や家事、運転に支障が出ることもあります。こうした症状は、服用量や併用薬によっても影響されるため、医師と相談しながら調整することが大切です。
また、長期間服用する場合には、骨代謝への影響(骨粗しょう症のリスク増加)も指摘されています。カルバマゼピンを継続的に使う方は、定期的な健康診断や必要に応じたサプリメントの利用を検討するとよいでしょう。
カルバマゼピン服用と障害年金の関係
カルバマゼピンを必要とする疾患、たとえば難治性てんかんや双極性障害は、症状が重い場合、障害年金の対象となることがあります。障害年金は、病気やけがで生活や仕事が制限される人に対して支給される公的な給付金です。
てんかんの場合、「発作の頻度」「発作による意識障害や転倒」「日常生活の制限度合い」などが審査のポイントになります。双極性障害でカルバマゼピンを服用している方も、気分の波や再発頻度が重度であると判断されれば、障害等級に該当する可能性があります。
>>障害年金を自分で申請するのは難しい?社会保険労務士に依頼するメリットについて
障害年金を申請する際のポイント
障害年金を申請するには、まず「初診日の証明」と「診断書」が必要です。カルバマゼピンを処方された際のカルテや、通院履歴の書類を揃えることが重要です。特に精神疾患の場合は、長期の治療経過が重視されるため、医療機関や主治医に相談しながら準備を進めましょう。
診断書には、病状の経過、現在の症状、日常生活での支障の程度を正確に記載してもらうことが必要です。また、発作の頻度やどのように生活に支障が出ているかを具体的にメモしておくと、申請時に役立ちます。
カルバマゼピンを服用する方が知っておきたい支援制度
カルバマゼピンを長期的に使用する疾患は、治療や生活の負担が大きくなることがあります。そのため、障害年金以外にも、医療費助成(自立支援医療制度)、障害者手帳の交付、就労支援などさまざまな制度を活用できます。
たとえば自立支援医療制度を利用すると、医療費の自己負担が原則1割に軽減されます。精神障害者保健福祉手帳が交付されると、税制上の控除や公共交通機関の割引なども利用可能です。
まとめ:カルバマゼピンの効果・副作用を理解し、適切に支援を受けるために
カルバマゼピンは、てんかんや双極性障害、神経障害性疼痛の治療に高い効果を持つ薬ですが、副作用や生活への影響も無視できません。服用中に気になる症状が現れたら、自己判断で中止せず、必ず医師に相談しましょう。
また、病気や治療の影響で働くことや日常生活が困難な場合は、障害年金をはじめとする公的支援制度の活用を検討してみてください。制度の申請には準備が必要ですが、専門家に相談することでスムーズに進められる場合も多いです。
もしカルバマゼピンを服用中で障害年金の受給を考えている方は、早めに医療機関や年金事務所、社会保険労務士などに相談し、自分に合ったサポートを受けることが大切です。
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障害年金とは
「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度であります。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も見えますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
65歳以前に障害を持ち、日常生活や仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金です。
対象となる障害について
障害年金というと、肢体障害、目の障害、聴力の障害など外見でわかる障害のイメージが強いですが、実は様々な傷病が障害年金の対象となります。
下の図で障害年金の対象となる傷病を紹介していますのでご覧ください。これらはほんの一部で、本当に多くの傷病やケガが対象になります。しかし同じような症状でも、傷病名によっては対象外とされてしまうこともありますので、注意が必要です。
障害年金に該当しているかどうか簡単に診断できるページがありますのでもし障害年金をもらえるかもと思った方は是非診断してみてください。
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目の傷病
白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素変形症、両人工的無水晶体眼、眼球振盪症 など
聴覚
メニエール病、感音性難聴、突発性難聴 など
肢体
重症筋無力症、関節リュウマチ、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症、人工股関節など
脳の傷病
脳卒中、脳出血 、脳梗塞など
精神
統合失調症、うつ病、躁うつ病、てんかん、発達障害、知的障害など
呼吸器疾患
気管支ぜん息、肺線維症、肺結核など
心疾患、高血圧
狭心症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、悪性高血圧症など
腎疾患、肝疾患、糖尿病
慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、人工透析、肝硬変、肝ガン、糖尿病、糖尿病性と明示されたすべての合併症 など
その他
悪性新生物(ガン)、高次脳機能障害、化学物質過敏症、各種難病(強皮症、パーキンソン症候群)、その他難病など
いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。
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当事務所に依頼するメリット
障害年金はご自身で申請することができます。
ご自身で障害年金を申請する場合は多くのハードルがあります。
なぜ当事務所に依頼した方がいいのか依頼するメリットについて解説します。
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岩本 浩一 (いわもと こういち)
社会保険労務士法人あいパートナーズ 代表
このたび、障害をお持ちで苦しんでいらっしゃる方々やそのご家族の皆様に対して、何か少しでもお力になりたいという想いから、私を育んでくれた地元の松山市で当センターを立ち上げることにいたしました。
障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で気付くしかないのです。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、またしても高いハードルが立ちはだかります。
そうした理由から、請求に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。
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