腎不全により学生時代に通院歴あり、15年受診なく会社の健診により再受診開始。初診が15年後では認められず基礎で再申請した事例
相談者
相談者: 南予地区男性(30代)
傷病名: 慢性腎不全
申請日: 令和5年(2023年)1月
支給決定日: 令和5年(2023年)3月
決定した年金種類と等級: 障害基礎年金2級(年間約78万円)
相談時の相談者の状況
高校生の頃IgA腎症により通院しており、大学入学後は年に二度程度受診。会社に就職し忙しさもあり通院せず、また健康診断でも異常無しで通院することはありませんでした。しかし15年経過した頃の健診で引っかかり受診。障害厚生年金で年金請求できないかとご相談頂きました。15年異常なく過ごしていたのなら可能性はあると考えました。
相談から申請までのサポート
現在の病院は学生時代と同じ病院です。現在通院している病院の診断書と、健診により一度受診した病院の受証それぞれに「15年通院していなかったことで大人になってからを初診日として申請したい」旨お伝えし書類作成をしてもらいました。申立書にも初診をおとなになってからとする理由を記載し年金請求。
しかし年金機構の判断は初診は学生時代であるとのことで、基礎年金とするよう返戻となりました。しかし基礎年金は2級にならなければ受給とならず、現在の診断書では3級程度のため不支給となります。ご本人様に連絡をすると、診断書作成時から悪化し腎移植の日程も決まっているとのことで、診断書を現在の状態で再作成してもらうことになりました。以前の年金請求は取り下げを行い、基礎年金として新規で申請をし直しました。
結果
障害基礎年金2級が決定しました。
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