医療ソーシャルワーカーが陥りやすい障害年金の思い込みと、見落としがちな支援ポイント

医療ソーシャルワーカー(MSW)は、患者の障害年金申請を支援する重要な役割を担っています。しかし、制度の複雑さや情報の不足から、誤解や見落としが生じることがあります。​

本記事では、MSWが陥りやすい障害年金に関する思い込みと、見落としがちな支援ポイントについて解説します。​

障害年金に関するよくある誤解

MSWが障害年金に関して抱きがちな誤解の一つに、「がん患者はステージ4でなければ申請できない」というものがあります。​しかし、実際にはステージに関係なく、日常生活や就労に支障がある場合には申請が可能です。​患者自身もこのような誤解を持っていることが多く、情報提供が重要です。​

診断書作成時の支援ポイント

障害年金の申請には、医師が作成する診断書が必要です。​しかし、医師が患者の日常生活の困難さを十分に把握していない場合があります。​MSWは、患者に日常生活での困難をメモにまとめてもらい、それを医師に伝えることで、診断書に正確な情報が反映されるよう支援できます。​

患者の自己申告書作成のサポート

患者が作成する「病歴・就労状況等申立書」は、障害年金の審査において重要な書類です。​MSWは、患者が自身の症状や生活の困難さを具体的に記述できるよう、相談やアドバイスを行うことが求められます。​

>>障害年金の病歴・状況等申立書の書き方について 申立書の重要性について

他職種との連携の重要性

障害年金の申請には、医師、看護師、社会保険労務士など、さまざまな職種との連携が必要です。​MSWは、これらの専門家と協力し、患者が円滑に申請手続きを進められるよう調整役を担います。​

>>障害年金を自分で申請するのは難しい?社会保険労務士に依頼するメリットについて

患者への情報提供と啓発活動

多くの患者は、障害年金の制度や申請方法について十分な知識を持っていません。​MSWは、患者に対して制度の概要や申請の流れを説明し、必要な情報を提供することで、患者の不安を軽減し、申請への一歩を踏み出す手助けができます。​

MSWは、患者の障害年金申請を支援する上で、制度に関する正確な知識と、他職種との連携、患者への丁寧な情報提供が求められます。​誤解や見落としを防ぎ、患者が適切な支援を受けられるよう、日々の業務に取り組むことが重要です。

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医療ソーシャルワーカーが障害年金に取り組む難しさ

医療ソーシャルワーカーの皆様は、日々、お忙しい中、患者様の悩みや相談に乗られていることと思います。しかも、悩みや相談を持ちかけてくる患者様を取り巻く環境は複雑で、家族関係、経済状態に問題を抱えていることが多く、解決は一筋縄ではいかないことが多いと思います。

我々が専門としている障害年金に関する相談も、まずは身近にいるソーシャルワーカーの皆様が受けることも多いかもしれません。

しかし、障害年金に関する相談には専門的知識が必要不可欠です。
保険料の納付要件などを確認し、正確に相談に乗るためには、時間もかかります。

私自身、ソーシャルワーカーの方が、上辺の知識だけで相談に答えてしまい、受給可能性がある患者様に間違った知識を持たせしまい「自分は障害年金がもらえるとは思わなかった」という相談も、残念ながら多く受けてきました。

社会保険制度が複雑化する現代において、医療ソーシャルワーカーの皆様が患者様のすべてを解決することは難しいのが現実ではないでしょうか。

社会保険制度の一つである障害年金に関するご相談も、必要な情報を提供し、我々のような障害年金の請求を数多くしている社会保険労務士を紹介するといった援助によって、患者様の悩みに解決の道筋をつける事ができると思います。

医療ソーシャルワーカーの皆様に「勉強会」をしております!

ソーシャルワーカーの皆様が障害年金のことを調べていて、一番苦労するのは「専門用語」だと思います。単に難しい言葉が使われているというだけではなく、よく知っている言葉なのに、それが意味することが異なっている場合があります。

障害年金のご相談を、日々お客様からお受けしている中で下記についてのご質問を多くお受けします。

初診日
障害認定日
事後重症

ソーシャルワーカーの皆様に障害年金のことをもっと知ってもらおうと思い勉強会も開催しています。
もしソーシャルワーカー向けに勉強会を開催してほしいと思われている病院関係者の方はご連絡ください。

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